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メーガン妃、英番組に抗議も人気司会者ピアース・モーガンは謝罪を拒否 降板後も「表現の自由」を主張

2021年03月12日 05:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ピアース・モーガンが司会を務める番組に抗議したメーガン妃(画像は『O, The Oprah Magazine 2021年3月5日付Instagram「In a newly released clip, @oprah recalls asking Meghan Markle for an interview before her wedding」』のスクリーンショット)
英ITVの人気番組『Good Morning Britain』の司会者ピアース・モーガン(55)が、メーガン妃への批判的発言を理由に番組を急遽降板した。実はモーガンの降板が決定する前、妃が番組に対して抗議していたことが明らかになった。モーガンは翌日「今もメーガン妃の言うことを信じない」とツイート、自宅前に集まった報道陣に向けて「これは一時的な冬眠だ」と言い、近いうちにカムバックする意向を伝えた。

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英ITVは現地時間9日、ピアース・モーガンが司会を務める人気番組『Good Morning Britain』から降板することを正式に発表した。モーガンはメーガン妃のインタビュー内容について「メーガン妃の言葉は一言も信じない」「彼女が天気予報を伝えても、信じることはできない」などと激しく批判、9日朝の生放送では男性お天気キャスターと口論の末に怒って退席していた。

その後、番組には4万件以上の苦情が殺到、同日にモーガンとITV側が話し合いで合意した後、夕刻に番組降板を発表した。モーガンは2015年から同番組に参加、スザンナ・リードと共に司会を務めていた。

『The Guardian』などは、モーガンの降板が決定する前にメーガン妃の代理人がITVに抗議文を提出していたと報じた。モーガンの発言がメンタルヘルス問題の一般的な報道のあり方に影響を与えることを懸念し、助けが必要な人達が声をあげることができなくなることを心配したものとみられる。これを受け、同局の上級役員はモーガンに放送中に謝罪するよう要求したが、本人はこれを拒否したという。


メーガン妃はインタビューで、アーチーくんを妊娠中に「生きていたくない」と思うところまで精神的に追い詰められていたことを激白。妃は自身の精神状態や専門家によるケアを受けたい旨を王室の人事部に伝えたが、「それはできない」と断られたことも明かしていた。

モーガンは10日朝、自身のツイッターで「今もメーガン妃の言葉を信じない。表現の自由だ」と綴っており、同日にロンドンの自宅前に集まった報道陣に向けて「ITVとはよく話し合って同意した」と説明、このように続けた。

「焦らずに様子を見ていきたいと思う。私は表現の自由を信じている。意見を持つことが許されるという権利を信じているんだ。人々がメーガン・マークルを信じたいと思うなら、それは完全に彼らの権利なんだ。」

そしてモーガンはこの際にも、自身の発言に対する強い信念を貫いた。

「私は彼女の口から出る言葉のほとんどを信じていない。それにフィリップ殿下が入院している時に、彼女が英王室と女王に与えたダメージは甚大だ。率直に言って卑劣なものだと思う。」

モーガンの番組降板をめぐって、ファンの間では番組復帰への署名運動も始まっている。メディアや国民の間では今後の活動にも注目が集まっているが、モーガンは活動再開に関してこのように述べた。

「このことを言うのはフェアだと思う。批判した人々は私を排除したと思うだろう。しかし私が再び現れた時には、むしろ失望することになるぞ。これは一時的な冬眠みたいなものだ。」

画像1、3枚目は『O, The Oprah Magazine 2021年3月5日付Instagram「In a newly released clip, @oprah recalls asking Meghan Markle for an interview before her wedding」』『Piers Morgan 2021年3月4日付Instagram「Celebrate good (ratings) times... COME ON!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)