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スーパーフォーミュラ鈴鹿公式合同テスト、初日午前は急遽代役参加の笹原右京が首位

2021年03月11日 12:31  AUTOSPORT web

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笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1回公式合同テストは3月11日、鈴鹿サーキットでセッション1が行われ、牧野任祐の代役として急遽参加となった笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分36秒805のトップタイムを記録した。2番手には福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手にはトヨタ勢トップとなる平川亮(TEAM IMPUL)がつけた。

 4月3日~4日に富士スピードウェイで迎える2021年シーズンの開幕を前に、2度の公式合同テストを実施するスーパーフォーミュラ。2021年第1回目の実施となる鈴鹿公式合同テストは参戦準備中のB-MAX RACING TEAMが不参加となり18台が参加となった。

 また、海外レースにも参戦する小林可夢偉(KCMG)、中嶋一貴(kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、そして療養中の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)についてはそれぞれ代役ドライバーが搭乗した。そのうち、中嶋の代役として参加するジュリアーノ・アレジ(kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、可夢偉の代役として参加する小高一斗(KCMG)はスーパーフォーミュラ初走行となる。

 天候は晴れ、手元の計測で気温7度、湿度52%というコンディションのなか、9時から2時間10分のセッション1が行われた。

 このセッションがスーパーフォーミュラ初走行となるアレジは真っ先にコースインし、序盤から周回を重ねて計測5周目には1分38秒921をマーク。しかし、開始から37分を迎えたとき、デグナーカーブで野尻智紀(TEAM MUGEN)がマシンを止めてセッションは赤旗中断。その直後、スプーン・カーブではアレジもマシンを止めてしまう。

 セッション後半、再びコースインを果たしたアレジは1分38秒567をマークして14番手でスーパーフォーミュラ初走行となったセッション1を終えた。同じく、スーパーフォーミュラ初走行を迎えた小高は慎重に42周をこなして、17番手タイムとなる1分38秒993を記録している。

 そんななか、牧野の代役としてDOCOMO TEAM DANDELION RACINGから参加する笹原右京がセッション終盤に1分36秒805をマークしてトップタイムを記録。その直後、セッション残り1分を残してダンロップコーナーでのアクシデントにより再び赤旗が掲示され、そのままセッション終了となった。

 2番手にはこちらも36秒台となる1分36秒925を記録した福住、3番手には1分37秒85を記録した平川、4番手に1分37秒563を記録した関口雄飛(TEAM IMPUL)、5番手に1分37秒615を記録した阪口晴南(INGING MOTORSPORT)が続いている。

 続いて11日15時からスーパーフォーミュラ鈴鹿公式合同テスト、2時間のセッション2が行われる。