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学歴は出世にどこまで関係する?「最終学歴が高い人が出世」「実力あれば新卒1~2年で支店長」

2021年03月10日 07:30  キャリコネニュース

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就職活動や転職活動をする時に、有利にも不利にも働く"学歴"。実際に企業で働く人々は学歴社会や格差をどのように感じているのだろうか?

企業口コミサイト「キャリコネ」に寄せられた学歴に関する口コミを見てみよう。(文:コティマム)

「学歴が高ければかなり優遇される」

生産管理・製造管理職の20代男性(正社員/年収380万円)は「職場で学歴が重要視されている」と感じているという。

「学歴社会であるため、最終学歴が高い人や上司から気に入られている人が出世しやすい傾向にある。一度出世コースから外れた場合、再び出世コースに戻ってくることはない」

また、営業事務・管理事務として働く30代女性(正社員/年収600万円)も「学歴が高ければかなり優遇される。さらに帰国子女や英語など突出したスキルがあると優遇される」と明かす。

このほかにも、

「典型的な縦社会です。努力をしても学歴などの枠組みで出世しにくいのでやる気をなくしやすい」(その他/30代前半/男性/正社員/年収650万円)

といった体験談も寄せられていた。社内で出世していく上で、ある程度の"学歴を"求める企業は多いようだ。

学歴一切関係なし!の職場も

一方、入社してしまえば学歴関係なくて"実力"で判断されるという声もみられる。

「新卒・中途や学歴等関係なく、『出世したい』と思っている人、成績をあげている人が出世していくイメージです。早ければ新卒1・2年目でも支店長を任される人もいる」(営業事務・管理事務/20代後半/女性/正社員/年収350万円)

航空業界で働く20代男性(正社員/年収850万円)は、職場の社風について「学歴などはあまり関係なく、実力があるものが勝ちにいくイメージがある」と語る。

「僕はこの会社も飛行機も好きなので、飛行機の運行に関わることができてとても幸せだ」

不動産業界の営業マネジャーとして活躍する20代男性は、年収1700万円。男性の職場では学歴関係なく、実力や結果がすべてだという。

「結果に対して正当な評価をしてくれるため、年次、社歴、学歴は一切関係ない。目の前の結果を出し続けた人が上に上がれる。出世については年に4回表彰式があり、3か月毎の成績が出世に関わってくる。順位が全て出てくるので、それを元に出世できるか決まるためわかりやすい」

非常にシビアな世界だが、結果を出せば学歴がなくても出世や昇給にきちんと反映されるため、分かりやすい。しかも男性の職場は、なかなか結果が出ない人に対しても手を差し伸べている。

「結果が出なくても、コツコツやっている人を会社は見捨てない。やり続けた人も評価される。少し時間はかかるが、収入、役職は上げることができる」

出世や昇給に学歴が関係する企業がある一方で、実力次第で評価される会社も存在する。自分にとって働きやすく納得のいく企業に出会うことが重要だ。

※キャリコネニュースでは引き続き「学歴は必要だと思いますか?」や自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを募集しています。

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