捕獲された体長6メートルのワニ(画像は『The Sun 2021年3月5日付「JAWS OF DEATH Moment body of boy, 8, is cut from croc’s stomach after 26ft beast swallowed him as dad desperately tried to save son」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット) 父親と一緒に川で釣りをしていた8歳の少年が今月3日、体長6メートルのワニに襲われ水中に引きずり込まれた。父親は息子を救おうとしたが間に合わず、少年は翌朝、ワニの腹から遺体で発見された。インドネシアで起きた悲劇を『merdeka .com』などが伝えた。
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インドネシアの東カリマンタン州で今月3日朝、ディマス・マルカン・サプトラ君(Dimas Mulkan Saputra、8)がワニに襲われた。『Kompas.com』によると、ディマス君は父サブリアンシアさん(Subliansyah)と一緒に川に釣りに来ており、男きょうだいと川で泳ぎ始めたところ突然、ワニが現れたという。
サブリアンシアさんは「息子がワニに襲われるのを目の当たりにし、慌てて川に飛び込みました。でもワニの勢いは半端なく、ディマスはあっという間に水中深くに引きずり込まれたのです」と当時を振り返り、為す術がなかったことを明かした。
現場にはその後、ワニ捕獲のプロや捜索救助(SAR)チームらが派遣されたが、茶色く濁った川での捜査は難航し、ワニが見つかったのは翌朝のことだった。
SARの責任者は「ワニが発見されたのは、ディマス君が襲われた場所から100メートルほど離れた場所でした。父親は『ワニを追ってパンチを浴びせた』と言っていますが、ディマス君は強くて素早いワニに丸呑みにされたのでしょう。遺体はほぼ無傷でした」と語ると、こう続けた。
「捕獲したワニは体長6メートルもありました。我々はまず、ワニの頭に切り込みを入れて水中に数時間放置し、弱ったところで陸に上げ、腹を切り裂いたのです。取り出された遺体はその後、葬儀場に移送され、ワニは土に埋めました。」
ちなみにこの事故の数週間前にも、東カリマンタン州にて川で水浴びをしていた8歳の少年がワニに襲われており、遺体はまだ見つかっていないという。
画像は『The Sun 2021年3月5日付「JAWS OF DEATH Moment body of boy, 8, is cut from croc’s stomach after 26ft beast swallowed him as dad desperately tried to save son」(Credit: ViralPress)』『Kompas.com 2021年3月5日付「Hilang Sehari, Bocah 8 Tahun di Kutai Timur Ditemukan Tewas di Perut Buaya」(Istimewa)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)