3月6日、岡山国際サーキットで2021年のスーパーGTの幕開けとも言える公式テストがスタートした。朝方こそ曇り空だったが、10時からスタートしたセッション1の途中から晴れ間が見えはじめ、ドライでの走行となった。セッション1はau TOM'S GR Supraがトップタイムをマーク。2番手にはAstemo NSX-GTが続いた。GT300クラスでは埼玉トヨペットGB GR Supra GTがトップタイムをマークしている。
このセッション1では、いくつかのスピンやコースアウトが散見され、開始から1時間30分過ぎに篠原拓朗がドライブするHitotsuyama Audi R8 LMSがパイパーコーナーでコースオフを喫したものの、ダメージなくコースに復帰することができた。車両にダメージが及ぶような大きなアクシデントによる赤旗中断はなくセッションは進み、12時にチェッカーを迎えた。
GT500クラスでは、上位はGRスープラ勢、NSX-GT勢が1分18秒台をマークし上位につけた。トップタイムをマークしたのはau TOM'S GR Supraで、1分18秒352を記録。2番手には鮮やかな日立AstemoカラーとなったAstemo NSX-GTがつけた。3番手には2020年チャンピオンカーのSTANLEY NSX-GT、4番手にはARTA NSX-GTとNSX-GT勢が続き、5番手はKeePer TOM'S GR Supraという結果となった。ニッサンGT-R勢では、カルソニックIMPUL GT-Rが7番手につけた。
GT300クラスは、GTA-GT300マシンがトップ2を占めた。2020年ランキング2位の埼玉トヨペットGB GR Supra GTが1分26秒265をマーク。2番手には2021年からニューマシンとなったSUBARU BRZ R&D SPORTがつけた。3番手にはHOPPY Porscheが続いた。