不特定多数の人と自由につながれるSNSだが、思わぬところから個人情報が漏れたり、トラブルに発展することもある。
都内在住の40代男性(営業職/年収300万円)は、同僚が社内の人に対し、男性のLINEアカウントに直結するQRコードを勝手に教えてしまったという。
仮に同僚に悪意はなかったとしても、ストーカーや宗教勧誘などの二次被害につながらないとは言い切れない。やはり事前に了承を得ておくべきだろう。
今回は、キャリコネニュース読者から寄せられた「SNSでトラブルになった人」の声を紹介する。(文:鹿賀大資)
「いわれのない言いがかりまで付けられた」
都内在住の30代男性(Web関係/年収350万円)は、軽い気持ちでツイートしたのが事の発端となった。「ウケ狙いの冗談のつもりで呟いた」と続ける。
「そこから冗談の通じない人によってマジレスされた上に、いわれのない言いがかりまでつけられた。制裁として、その人が書いた私に対する誹謗中傷ツイートのスクショを晒した。ところが今度は、そのことを逆恨みされてしまった」
それ以来、男性は半年間にわたって、その見ず知らずの人からネットストーキング被害を受けたという。
奈良県の30代男性(エンジニア/年収450万円)も、自身のツイートが火種になった。男性がつぶやいた内容は、元職場にいた仕事意識の低い先輩について。ところが、男性のアカウントを知るはずのない会社から注意を受けたという。
「私のフォロワーに社員はいません。もちろん会社名や個人を特定できる情報なども、一切伏せて投稿しました。ちなみに従業員が30人にも満たない小さな会社ですよ。もう誰も信用できなくなって辞めました」
「僕のInstagramのアカウントが、親戚一同に知られていたようです」
石川県の20代男性は親戚とFacebookの連絡を交換しており、それが元で思わぬ制裁を食らってしまった。トラブルに見舞われた根源は、その親戚がFacebookからInstagramに男性のアカウントを連携させていたことだ。男性はそのことを知らなかったという。
「僕のInstagramのアカウントが、親戚一同に知られていたようです。大学4年の夏休みに、親戚での集まりがありました。でも、僕は『卒業研究が忙しい』とごまかして欠席。実際は一週間、北海道旅行をしていました。その様子がバレているのも知らず、Instagramにアップしまくってしまい……」
後に親戚から電話があり「なぜ集まる用事を無視して北海道に行っているのか」と灸を据えられたとのことだ。
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