親元を離れて生活していた女性がパンデミックを機に実家に帰ると、両親は部屋で2週間の自主隔離をするように伝えた。その間、父親は外から窓越しにお酒などの差し入れを渡すと、大げさに感染を恐れているふりをして全力で走り去っていった。部屋で退屈する娘を楽しませようと考えた父親の姿に「ベスト・ファーザー賞あげたいくらい可愛いパパ」などのコメントが寄せられている。『Fatherly』などが伝えた。
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親元を離れ米ロサンゼルスで生活していたエマ・ハウスラーさん(Emma Hausler)は、パンデミックを機にニューヨークに住む両親の元へ帰ることにした。実家へ戻ると両親から「念のため、帰って来てから2週間は自分の部屋で自主隔離してほしい」と頼まれたという。
断る理由もないエマさんはこれを承諾し、2週間は両親と直接接触しないようにできるだけ自身の部屋の中で過ごしていたという。家の外だけではなく、部屋の外へも必要最低限しか出られず退屈しているだろうと考えたエマさんの父親は、娘を励ますため飲み物を差し入れることにした。
父親は直接会わないように家の外からエマさんの部屋の窓へ向かい、窓越しに飲み物を渡すことにした。しかしこれだけではつまらないと思ったのか、父親は飲み物を窓辺に置くと、感染を怖がるふりをして逃げるように走ってその場を去ったのだ。もちろんこれは父親のいたずらで、娘に笑ってもらおうと考えた末の行動だった。
動画には何度も飲み物を持ってやってくる父親の姿が映っており、ワインボトルやグラスに入ったカクテルをエマさんに手渡したり、近くの椅子に置くと父親は全力で走り去る。お酒だけではなく、おつまみとしてガーリックトーストが添えられていたり、時には犬の散歩前に立ち寄って、渡すと愛犬も一緒に疾走する後ろ姿にクスっと笑ってしまう。
先月26日、エマさんはTikTokに「自主隔離中、こっそり飲み物を届けるパパシリーズ」と題して投稿しており、撮影したのは昨年の3月だと明かしている。この動画には今月5日の時点で75万件以上の「いいね」が集まり、「可愛いパパだね。ベスト・ファーザー賞あげたい」「犬も全力で走ってるの面白すぎ」「この人の子どもになりたい」「私のところにも飲み物を持ってきてほしいな」と笑いの声や、羨ましいといった声が寄せられた。
ちなみにエマさんは「一応言っておくと、私はコロナに感染したことはないし、パパはただ面白おかしく私と距離を取ろうとしているだけよ」と説明している。
画像は『Emma Hausler 2021年2月26日付TikTok「A series of my father bringing me drinks to my window while I’m quarantined.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)