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「エウレカセブン」劇場3部作の完結編に大河原邦男がメカデザインで参加

2021年03月05日 18:00  コミックナタリー

コミックナタリー

ウルスラグナ SCT-A7A(エウレカ機)(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE
映画「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズの第3弾「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」のメカニックデザインとして、大河原邦男が参加。併せてメカデザインと大河原からのコメントが到着した。

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メカデザインには同作で活躍するウルスラグナ、オデッセイといった2機が登場。“プライムドレス(強攻防護機械化装甲歩兵)”と呼ばれるウルスラグナは、ジェットボードを操ることで高機動の空中戦を行うことができる。その中のSCT-A7Aはエースパイロットが搭乗する機体で強襲強化型。ドローンを搭載しており、それを使うことで敵の無力化が計れる。そのほか統合歩兵型のSCT-J7G、支援電子戦型のSCT-S7Eなども存在し、編隊を組んでの戦闘でも大いに力を発揮する。オデッセイは、現在主力として使われているKLFだ。指揮官機、量産機、後方支援機とわかれており、下半身がまるごとジェットエンジンになっているため、空中戦に特化している。指揮官機は両腕がガンランチャーとなっており、エンジン上部にはミサイルランチャーを搭載している。

デザインに対し大河原は、「手書きアニメという事でしたのでなるべく線を少なく形の取り易いデザインを心掛けましたが時代の流れでしょうか昔から比べると線が多くなってしまいました。メカ達の活躍を楽しみにしておりますがこれを動かすアニメーターさんのご苦労を考えると複雑な気持ちになります」と語った。

またクリアファイル付きのムビチケを発売。ムビチケとクリアファイルには、「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」のティザーポスターが描かれた。ムビチケは3月6日より上映劇場および前売券販売サイトのメイジャーで取り扱われる。

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」は初夏に上映。劇場版3部作として始動した、「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズの完結編となる作品だ。2017年9月に第1弾「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」、2018年11月に第2弾「ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」が全国公開されている。第3弾では第2弾の後の世界を舞台にした内容が、全編新作カットで描かれる。前作に引き続き、京田知己が監督を務め、ボンズがアニメーション制作を手がける。

■ 大河原邦男 コメント
京田監督との仕事は初めてでしたがオデッセイ、ウルスラグナ両機のコンセプト&ギミックアイディアを明確にお持ちでした。
それを素直に表現すれば良かったので合理的で楽しい仕事となりました。
手書きアニメという事でしたのでなるべく線を少なく形の取り易いデザインを心掛けましたが時代の流れでしょうか昔から比べると線が多くなってしまいました。メカ達の活躍を楽しみにしておりますがこれを動かすアニメーターさんのご苦労を考えると複雑な気持ちになります。
1972年竜の子プロの上司 中村光毅さんの勧めでメカデザインの道を歩み始めてもう直ぐ半世紀になりますが皆様に今でもお声掛けいただけることに感謝です。
有難うございます。

■ 「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」
2021年初夏全国ロードショー
配給:ショウゲート

(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE