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フィリップ王配、転院先での心臓手術が成功 療養のため数日間は入院生活へ

2021年03月05日 12:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

心臓手術が無事成功したエディンバラ公フィリップ王配(画像は『The Royal Family 2020年7月22日付Instagram「Today, The Duke of Edinburgh has been succeeded as Colonel-in-Chief of @rifles_regiment by The Duchess of Cornwall, in a ceremony which took place at both Windsor Castle and Highgrove House.」』のスクリーンショット)
このほどバッキンガム宮殿がエリザベス女王(94)の夫、エディンバラ公フィリップ王配(99)が転院先の病院で心臓手術を受けたことを公表した。王配は先月16日から入院しており、今月1日に別の病院に転院したばかりだった。手術は成功し、経過は良好とのこと。王配はあと数日間、入院生活を続けて治療と療養を行うという。

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英時間4日、バッキンガム宮殿は声明で「エディンバラ公は昨日、聖バーソロミュー病院で既存の心臓疾患の手術を受けました。殿下は数日の間、治療と安静、療養のために入院します」と公表し、エディンバラ公フィリップ王配の心臓手術が成功したことを伝えた。

王配は滞在先のウィンザー城で体調を崩し、先月16日にロンドンのキング・エドワード7世病院(King Edward VII’s Hospital)に入院、今月1日には市内の聖バーソロミュー病院(St Bartholomew’s Hospital)へ救急車で転院したことが報じられた。

同日、バッキンガム宮殿は声明を発表し「エディンバラ公フィリップ王配が本日、キング・エドワード7世病院から聖バーソロミュー病院に転院しました。同病院にて医師達が引き続き感染症の治療に当たるほか、検査や既存の心臓疾患の経過観察が行われる予定です」と伝えていた。同病院は心臓病のあらゆるケースに対応する国内有数の病院で、最先端の治療が受けられるという。

王配は2011年のクリスマス準備中に胸の痛みを訴え、ケンブリッジシャーのパップワース病院に入院した後、冠動脈の閉塞のために血管形成術とステント治療を受けた。2013年に腹部の診査手術を受けた際には11日間の入院生活を送ったが、今回の入院期間は過去最長となっている。

なお英国では現在、コロナ規制のため病院を訪れるのは限られた理由に制限されている。そんな中、先月20日に王配と女王の長男チャールズ皇太子が往復200マイル(約320km)を運転してキング・エドワード7世病院を訪れて30分ほど過ごしていた。このことがSNS上で物議を醸し、「私は病院で亡くなった家族を看取れなかったのに」「他の患者は誰にも見舞われずに頑張っている」などとチャールズ皇太子を非難する声が飛び交った。

フィリップ王配の入院が長引く中、エリザベス女王は落ち着いた様子でオンライン公務をこなしている。先月25日に公開した動画では、王配との婚約発表時につけていた思い出のブローチを着用し、夫への深い愛を伝えていた。


カミラ夫人は現地時間3日、ロンドン南部のクロイドンにある新型コロナワクチン接種センターを訪問した。現地のボランティアがフィリップ王配について尋ねると、夫人は「今日、少しばかり良くなったと聞いたところです。良い知らせですね。幸運を祈りましょう」と話していた。

画像は『The Royal Family 2020年7月22日付Instagram「Today, The Duke of Edinburgh has been succeeded as Colonel-in-Chief of @rifles_regiment by The Duchess of Cornwall, in a ceremony which took place at both Windsor Castle and Highgrove House.」、2021年2月25日付Instagram「This week, The Queen joined a video call with the four health officials leading the deployment of the COVID-19 vaccine across England, Scotland, Wales and Northern Ireland.」』『Clarence House 2021年3月3日付Instagram「Due to the Covid-19 pandemic, the regular church services at St Paul’s in Croydon, South London, have moved online and the church itself has been repurposed to facilitate the rollout of vaccinations.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)