3月4日、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権にTEAM TOM'Sとして参戦するトムスは、2021年の参戦体制を発表した。すでにTOYOTA GAZOO Racingから発表されているとおり、TGR-DCドライバーの小高一斗、平良響が参戦することが発表されているが、新たに3台目としてジュリアーノ・アレジが起用されることになった。
全日本F3選手権時代からスーパーフォーミュラ・ライツのトップチームのひとつとして君臨するTEAM TOM'Sは、2020年に戴冠した宮田莉朋をスーパーフォーミュラに送り出し、2021年は小高、そしてFIA-F4王者の平良を起用することがすでに決まっているが、新たに3台目のマシンが投入されることになった。
そのドライバーとなるのは、元F1ドライバーのジャン・アレジの息子で、2020年までFIA-F2に参戦していたジュリアーノ・アレジだ。すでにスーパーGT公式テストへの参加が決まっており、来日しシミュレーターをこなしたりと活動をスタートさせているが、「日本でいちからレースを勉強しなおすという強い気持ち」で、まずはスーパーフォーミュラ・ライツでの勝利を目指すことになる。
カーナンバー1をつける小高にとっては勝負の年、36号車のアレジと37号車の平良にとってはその速さをみせる一年となるが、2021年もTEAM TOM'Sはスーパーフォーミュラ・ライツのトップチームとして大きな注目を集めることになりそうだ。
なお、車名は小高と平良のマシンが『Kuo カローラ中京 TOM'S 320』となっているが、アレジ車の車名はまだ未定となっている。
TEAM TOM'S 2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権参戦体制
チーム名:TOM'S
車両名:Kuo カローラ中京 TOM'S 320
カーナンバー:1/37
ドライバー:小高一斗/平良響
チーム名:TOM'S
車両名:TBN
カーナンバー:36
ドライバー:ジュリアーノ・アレジ