企業で働いていると、さまざまな人と関わることになる。なかには当たりがきつく、暴言や酷い態度で精神的に傷つけるモラハラをする人もいる。企業口コミサイト企業口コミサイト「キャリコネ」には、職場でモラハラを経験した人々から口コミが寄せられている。(文:コティマム)
経理として働いていた職場を退職した30代女性(在籍時 契約社員/年収260万円)は「全体的に不満の多い会社でしたが、職場の環境が良くありませんでした」と振り返る。
「モラハラ被害者は泣き寝入りか辞めるしかない」
「先輩社員からのモラハラが根強く残っている会社です。周りの方は見て見ぬふりがほとんど。モラハラの被害者は泣き寝入りをするか、辞めるかの選択肢しかなく、優秀な若い人材がつぶされることが多く見受けられました」
飲食業界を退職した30代女性(在籍時 正社員/年収200万円)は「社長のセクハラ、モラハラ、パワハラに耐えられませんでした」と語る。
「従業員の失敗や身体的なことも、周りにおもしろおかしく言いふらすこともあり、精神的に辛かったです」
機械設計の仕事をしていた30代男性(在籍時 正社員/年収650万円)も、モラハラが原因で退職した。
「人当たりのキツいベテランが一定数いた。そういう人達は指導もされずそのまま放置されている模様です。パワハラやモラハラに対する意識が薄く、働いていて嫌になってきたため退職しました」
「メッセンジャーを用いた陰口が当たり前。陰湿だった」
プログラマー職を退職した20代男性(在籍時 正社員/年収320万円)も、当時の職場は「人間関係に問題を感じる」と明かす。
「モラハラやパワハラが当たり前で、前者はメッセンジャーを用いた陰口が当たり前。陰湿だった。後者は社内の端まで聞こえるレベルの大きい声での罵声や、気に入らない社員を業務打ち合わせに参加させなかった」
男性はモラハラやパワハラをしていた上司たちについて「狡猾なのが、『お前のことを考えているんだぞ』と人情味の溢れる上司を演じている」といい、呆れている。
「社内全体で自覚しない限り、改善しようがないと思います」
収入を得るために仕事をするが、その職場で精神や身体を病んでしまっては今後の生活に支障が出る。モラハラが横行する職場からは潔く立ち去る方が身のためだ。【参照元:キャリコネ】