米時間2月28日に開催された第78回ゴールデングローブ賞授賞式で、演技派女優として知られるジョディ・フォスターが助演女優賞を受賞した。オンライン形式で開催された授賞式に妻とパジャマ姿で参加したジョディは、およそ30年ぶりとなるゴールデングローブ賞の受賞に大喜び。思わず妻にキスをする場面も見られた。
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米時間2月28日、第78回ゴールデングローブ賞授賞式が開催された。今年はバーチャルセレモニーとなったため、スター達が自宅リビングなどからドレスアップした姿を披露するという一風変わった光景が話題を集めた。
そんな中、『The Mauritanian(原題)』で助演女優賞を受賞したジョディ・フォスター(58)は、2014年に結婚した妻アレクサンドラ・ヘディソンさん(51)とパジャマ姿で登場。膝にはお揃い柄の蝶ネクタイでドレスアップした愛犬ジギーを乗せながら、このたびの快挙に歓喜の声をあげた。
2013年には「エンターテインメント業界に多大なる影響を与えた人物」に贈られる「セシル・B・デミル賞」を受賞したジョディだが、出演作の受賞は『告発の行方』(原題:The Accused、1988年)や『羊たちの沈黙』(1991年)での主演女優賞以来、なんと約30年ぶり。本人は驚きと喜びを隠せないといった様相で、隣に座っていたアレクサンドラさんに思わずキスをする場面が見られた。ジョディがひときわ甲高い声を上げながら、愛妻の横で
「有り得ないわ! 冗談でしょう? オー・マイ・ゴッド!」
「何かの間違いなんじゃない?」
「ちょっと言葉を失ってるわ」
と興奮する様子には、クールなイメージとのギャップも手伝い、他の役者陣も思わず笑顔に。久々となった受賞スピーチの場面では
「再びこの場に立てるなんて、全くもって想定外でした。ワォッ、素晴らしい映画制作者達全員に感謝しなくちゃいけないわ」
と述べた後、横に座っていたアレクサンドラさんや愛犬ジギーに対し、
「妻を愛しているわ! ありがとう、アレックス。そしてジギーもね」
と感謝の気持ちを伝えたジョディ。最後はさらなるハイテンションで
「最高すぎるわ! なんて夜なのかしら!」
とスピーチを締めくくった。
パートナーの弾けぶりを時に爆笑、時に温かい眼差しで見守っていたアレクサンドラさんは、写真家、監督、女優などとして活躍する女性で、ジョディとは2014年に結婚した。翌日に更新したInstagramではライブ配信された授賞式の舞台裏を公開しており、
「あなたを毎日誇りに思っているけれど、今回は特別に楽しかったわ」
とメッセージを綴っている。
クラリス・スターリング役で各賞を受賞したジョディの代表作の1つ『羊たちの沈黙』は、今年のバレンタインデーに公開30周年を迎えた。ジョディは先日出演した『Radio Times』の中でそのことに言及し、
「時々思うんです。『あぁ、これが私のキャリア史上、最後のピーク期でないことを願うわ』と。あの作品を超えるのは難しいですから。」
と本音を吐露していたが、そんなタイミングで手にした約30年ぶりのゴールデングローブ像には、喜びもひとしおだったことだろう。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)