アウディスポーツは、2021年下半期からの本格的なカスタマーデリバリーを予定する新型TCR規定ツーリングカー、2代目『RS3 LMS』のシェイクダウンを実施した。今季、同モデルでWTCR世界ツーリングカー・カップに参戦するフレデリック・バービッシュのドライブで、2日間のプログラムを終えている。そのライバルであるヒュンダイ・モータースポーツのカスタマー部門も、成功作『i30 N TCR』のアップデート版を披露した。
「だからこそ、ベースモデルのi30 Nが最新アップデートを受けるのが明らかになったとき、これらの変更をi30 N TCRと一致させることがとても重要だった。新しいフロントボディワークとヘッドライトは、我々のサポートエンジニアが可能な限りベースモデルの思想を学び、継続的な開発を実施したたゆまぬ努力の成果でもある」とジョンズ。
「これまで世界的に挙げて来た戦果こそがその証明で、我々のi30 N TCRはつねにこのカテゴリーで非常に強力な候補であったことを示している。性能面での向上はわずかかもしれないが、我々はつねに顧客の成功を意識し、彼らを選手権の最前線に保つよう務めていくつもりだ」