地方在住者にとって、交通の便がよく何でも揃う東京は憧れの街。「一度でいいから東京に住んでみたい」と憧れる人は多いだろうが、残念ながらいいことばかりではない。都内で暮らすキャリコネニュース読者からは、
「どこ行くにも並ぶことが多い」(30代男性/メーカー系/世帯年収550万円)
「家賃が高い」(30代女性/金融・保険系/世帯年収350万円)
という声が寄せられている。ほかにもキャリコネニュース読者に聞いた「東京に住んでいてしんどいと思うこと」を紹介する。(文:大渕ともみ)
「夏は暑いし、冬はからっ風の寒さと乾燥が酷くて嫌」
IT・通信系の企業に勤める40代女性(年収1000万円)は「東京はとにかく人が多い。どこに行っても人混み」と語る。東京といえば人気のグルメなお店がこぞって出店するイメージだが、女性は「人気の飲食店は予約必須。もしくは並ばなくてはならない。並ぶ時間の無駄さったら……」と苦労を明かす。都内在住だからといって、すんなり人気店の味を楽しめるわけではないようだ。
さらに女性は「夏は暑いし、冬はからっ風の寒さと乾燥が酷くて嫌」と不満をもらす。理想の土地は「函館」と断言し、その理由について、
「北海道にしては雪が少ないし、夏は涼しい。気候による災害もあまりない。食べ物も美味しく、温泉・空港・新幹線・海・山が近いためレジャーも困らない」
と絶賛している。
「道路事情が複雑で、移動は疲労が溜まりやすい」
メーカー勤務の30代男性(年収400万円)は都内の社宅で暮らしているが、東京の家賃の高さに言及。「社宅なので安く住めている。住居手当がなかったら、この年収で東京暮らしは無理だと感じる」と率直な感想を述べた。また、東京暮らしのしんどさについては、
「人が多く、歩く際に神経を使う。また道路事情が複雑で、慣れない道での車・バイク移動は疲労が溜まりやすい」
と打ち明ける。男性は「複数路線乗り入れのあるターミナルから、1つ離れた駅周辺に住みたい。最寄り駅まで徒歩10分圏内かつ通勤時間50分以内の場所が理想。家賃が手頃で交通の便がよく、ほどよい規模の町なら生活に困ることはないと思う」と語るが、そんな都合のいい物件はなかなか見つからない。男性が社宅を出るのはまだ先の話になりそうだ。
ほかにも、
「東京はお金がかかるし密。通勤がラクな西日本に移住したい」(30代男性/IT・通信系/年収500万円)
という声が寄せられている。
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