もし芸能人並みの美貌を持って生まれていたら、今頃どのような人生になっていただろうか。そんなことを考えたことのある人もいるだろうが、美人だからといっていいことばかりでもないようだ。端正な顔立ちがあだとなり、いらぬ苦労を背負いこむ人もいる。都内の20代女性(IT・通信系/正社員)は、キャリコネニュースに
「美人ってやっぱり過度な期待を抱かれるから困るんです」
と悩みを寄せる。引き続き、この女性の「美人で困ったエピソード」を紹介しよう。(文:大渕ともみ)
「“美人薄命” という四字熟語があるのも頷ける出来事でした」
女性の部屋は、美しい顔に似合わず少々散らかっている。女性は「美人だと相対的にめちゃくちゃ汚く見えてしまうみたいで」と切り出し、
「彼氏は潔癖症。どれだけ掃除をしても『もう少し部屋をきれいにしたらどうだ?』と言われてしまうんです」
と不満をもらす。「仕事で疲れているにもかかわらず、夜の9時に掃除機をかけさせられた屈辱は今でも忘れません」とご立腹だ。また彼氏の“潔癖症”は男女関係で発揮されることはないらしく、「挙げ句の果てには私がきれいにした部屋で、別の女と浮気をされてしまいました」と嘆く。女性は、
「その時は『命を断とう』とさえ思いました。“美人薄命” という四字熟語があるのも頷ける出来事でした」
と振り返っている。
「顧客や社長の友人、社員などからアプローチやセクハラを受ける」
大阪府の20代女性はサービス系のパートをしているが、「顧客や社長の友人、社員などからアプローチやセクハラを受ける」と悩みを打ち明ける。特に困ったエピソードについて、
「同期内で私の取り合いになり、業務時間内に社内で大喧嘩されたことも。また『周りの男性を取られる』と認識されるらしく、同性と仲良くなるのが難しい」
と明かす女性。異性から必要以上にモテるばかりに、同性に距離を置かれてしまうのは気の毒なことだ。その美貌は隠していても溢れ出してしまうようで、女性は「マスクをしていても、引きこもりがちでも、月1回のペースでナンパされる」と辟易する。また「ストーカーや夜の仕事のスカウトが多く、身の危険を感じることも」というから笑えない。
一見すると得なことが多そうに思える美人の日常。しかし美人も度が過ぎると、厄介なトラブルに巻き込まれがちで苦労が絶えないようだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「美人・イケメンで困ったエピソード」や自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを募集しています。