女子大生マーケティングを行うKIRINZは2月25日、「家/就活」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2021年1月にネット上で実施し、都内近郊の大学生240人から回答を得た。
就職活動をする際、勤務地をとても重要視していると回答した大学生は50%となった。全く気にしていない、またはそれほど気にしていないと答えた学生は14.8%に留まった。就職を機に引越しを考えている大学生(56.7%)に理由を聞くと、
「自分が稼いだお金だけで生活してみたい」
「勤務地へのアクセスがいいところに住みたい」
「会社から近いと家賃補助が出るため」
などの理由が挙がった。
社会人になったら住みたいと思っている家賃の相場は「5万円?7万円」、「7万円?10万円」が過半数を占めた。
大学生の7割は通勤必須より「リモートワークがいい」
引っ越しの際に重要視する点1位は「会社からのアクセス」。2位以降、「治安の良さ」、「家賃の安さ」、「憧れの街」と続く。
社会人になったら住みたい街1位は「三軒茶屋」。駅周辺に店が多いが、治安も良いことに加え、渋谷や下北沢に自転車で移動できる利便性の高さが人気のようだ。以降、「新宿」、「中目黒」、「中野」、「渋谷」と続く。
社会人になったら住みたい区を聞くと、「世田谷区」「目黒区」「新宿区」といった住みたい街ランキングトップ3入りの区に加え、4位に「港区」がランクインした。
リモートワークと通勤必須の会社、どちらを選ぶかを聞くと、「なるべくリモートワーク」が59.6%で1位となった。「絶対にリモートワーク」と合わせると7割の大学生が「リモートワーク」を選んだ。理由として、
「インターンでのリモートワーク経験で良さを知れた」
「場所を選ばない仕事がしたい」
「リモートワークも積極的に利用できるような柔軟な考えのある会社を選びたい」
といった声があった。「なるべく通勤必須」「絶対に通勤必須」は合わせて33.7%で、「リモート授業で不便さを感じたから」「オンとオフの切替をしたい」「現場の空気を知りたい」という声が見られた。