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映画原作『ゾッキ』最新刊発売 大橋裕之の衝撃のデビュー作も収録

2021年03月01日 19:21  リアルサウンド

リアルサウンド

映画原作『ゾッキ』最新刊発売

 映画『ゾッキ』(竹中直人・山田孝之・齊藤工監督作品/2021年4月2日全国公開)の原作となった『ゾッキA』『ゾッキB』の2冊に続く、大橋裕之作品集『ゾッキC』が、2021年3月5日にカンゼンより発売される。


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 衝撃のメジャー商業誌デビュー作「世界最古の電子楽器静子」(2007)、元引きこもりの警備員の日常が染みる「スーパーロンリー相田くん」(2017)、郊外のホームセンターで想いが行き交う男と女を描いた「シーン1」(2020) など、大橋裕之の作家活動史から幅広く中編、短編作品を選定し、さらに本書のための描き下ろし作品「傘」を含む珠玉の14作品が収録されている。


 帯には、テレビ東京制作局プロデューサー佐久間宣行が、「世界が嫌いになりそうな時に、この本を読み返します」とコメントを寄せた。


 「摩訶不思議なのにリアル」「最少の線で紡がれる人間ドラマ」などと評される大橋裕之作品の世界観の魅力を余すところなく伝え、その才気がほとばしる文字通りの傑作選。巻末には、 編集者として大橋といくつもの作品で伴走した九龍ジョー氏が解説を寄稿している。


 また、刊行を記念したイベントも目白押しだ。3月15日・16日には阿佐ヶ谷 VOIDにてポップアップストアを開催。3月5日~4月10日(予定)には、HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE(日比谷コテージ)にて原画展が開催される。日程は未定だが、代官山蔦屋書店でも原画展が行われる予定となっている。


■大橋裕之(おおはし・ひろゆき)プロフィール
漫画家。1980年生まれ。愛知県蒲郡市出身。2005年『謎漫画作品集』などの自費出版漫画で本格的な活動を開始。既刊に『ニューオリンピック』『音楽 完全版』『シティライツ 完全版(上・下)』『遠浅の部屋』『ザ・サッカー』『ゾッキ 幻の初期作品集(A・B)』(以上、カンゼン)、『太郎は水になりたかった』(リイド社)、『大橋裕之の1P』(スペースシャワーネットワーク)などがある。