WRC世界ラリー選手権は2月26日、1983年のWRCチャンピオンであるハンヌ・ミッコラが亡くなったと報じた。78歳だった。フィンランド出身のミッコラは、母国フィンランドでの1000湖ラリーで7回の優勝を飾ったほか、アウディ・クワトロを駆り四輪駆動車での初のチャンピオンを獲得した。
1942年生まれのミッコラは、ボルボを駆り母国でラリーキャリアをスタートさせると、WRCに挑戦。1974年にはフォード・エスコートを駆り初優勝を遂げると、その後もトヨタ・カローラやセリカをドライブした。1979年にはエスコートを駆り、ワールドチャンピオンまでわずか1ポイントのランキング2位となった。
1981年には、アウディが四輪駆動車のクワトロを投入すると、スウェーデンで優勝。1983年には4勝を挙げ、初のWRCワールドチャンピオンを獲得。その後は1980年代にはマツダ323をドライブしたほか、スバル・レガシィやトヨタ・セリカもドライブ。1993年までWRCに参戦した。
WRCは公式ホームページで「家族や友人に心からのお悔やみを申し上げる」としている。