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世帯年収1000~1200万円、子どもの大学進学で「昼食は200円未満」「国産車に10年以上乗ってます」

2021年02月27日 07:30  キャリコネニュース

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子育てをする上で、最もお金のかかるものの一つに「大学の学費」がある。世帯年収1000~1200万円の家庭だと、実際のところどうなのだろう。この世帯年収帯の神奈川県50代男性キャリコネニュース読者は、

「普通の日常生活は不自由なくできるが、子ども2人は大学生でお金がかかる時期」(金融・保険系)

と綴っている。(文:林加奈)

「大学生の子ども2人。どちらも一人暮らしで毎月30万近くを仕送りしている」

私立高校に通う子ども1人、国立大学に通う大学生が2の50代の女性は「教育費で余裕なし」(広島県/サービス系)と断言。加えて自宅の外壁工事に車の買い替えがあったために、家計は火の車状態だという。

「唯一の救いは上の2人の子どもが自宅から通える国立に進学したこと」

世帯年収1000~1200万円あっても、学費は安いに越したことがないという実情がわかる。

子ども2人のうち一人は私立文系、一人は国立理系に進学しどちらも一人暮らしをさせているという50代男性は、

「二人とも現役合格して進学してくれたが、足元を見るような塾代は閉口ものだった。今は学費を平均すると下宿代、仕送り合わせて毎月30万円近くは必要となる」(埼玉県/メーカー系)

これほどの金額を仕送りしている理由として「自分が奨学金の返済で苦労したので、負の連鎖を断ち切りたくて奨学金は使わせていない」と親心を覗かせる。普段の生活感については

「とにかく節約を心掛けている。昼食は金額換算で200円未満、外食は控えている。スーパーの半額商品購入や節電節水など支出の極小化に努めている。自宅は戸建てだが借地権を選択していてまだローンを返済中。新車の購入など絶対無理。ましてや外車なんて……」

と語っている。

息子が国立大学に進学した女性「中高一貫私立校に入学させたのが唯一の贅沢だった」

兵庫県の40代女性の一人息子は、地方の国立大学に進学。一人暮らしをさせている。しかし、高校は私立高校だったため、

「授業料補助も対象外。奨学金も収入制限で借りられない。子ども手当も半額。税金ばかり高くて世間が受けている公的支援はほとんど受けられなかった。中高一貫の私立学校に入学させたのが唯一の贅沢」(流通・小売系)

と振り返る。

「日々の暮らしに困ることはありませんが、余裕はありません。海外旅行も行けないし、国内旅行も息子のところに行くだけ。もちろんビジネスホテル。ディズニーリゾートなんて行こうものなら、数か月間家計に響く。車も国産車に10年以上乗っています。もちろんレクサスなどの高級車じゃありません」

※キャリコネニュースでは引き続き「あなたの世帯年収への不満を教えてください」などのアンケートへのご回答や【アマギフ1000円プレゼント】読者エッセイを募集しています。

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