「フレイ アイディー」売上ナンバー1のルミネ新宿店がリニューアル　一部アイテムは即完売

「フレイ アイディー（FRAY I.D）」が、最も売上高が高い一番店と位置付けるルミネ新宿2店を2月26日にリニューアルオープンした。大規模なリニューアルは2016年3月以来。開店直後から店内が賑わい、人気商品の限定カラーは開店から30分以内に完売するなど、好調な滑り出しを見せている。

　フレイ アイディー ルミネ新宿2店は、ブランドデビューと同年の2010年にオープン。人気のショップが並ぶ2階フロアに位置し、マッシュホールディングスの広報担当者によると2019年は同フロアでトップの年間売上を記録したという。
　店舗のデザインコンセプトを刷新する規模のリニューアルは約5年ぶり。コンセプトには「Museum Elegant」を掲げる。リニューアル前はブラックの骨組みを使ったデザインを取り入れていたが、新デザインでは木材を壁や床に用いてナチュラルでリラックス感のある雰囲気を演出しつつ、メタリックな什器や壁面に埋め込んだモニターなど現代的なデザイン要素も取り入れた。什器を含むすべてのデザイン監修には近藤広幸社長も携わった。
　近藤社長は「フレイ アイディーはものづくりが進化しており、ブランドの成長に合わせて店舗をリニューアルすることで新しい世界観を見せたいと思った」と話す。コロナ禍でアパレル各社はデジタルシフトを加速させているが、近藤社長は実店舗を重要なタッチポイントと捉えており、今回の店舗リニューアルにも力を入れたという。
　リニューアルオープンを記念し、サテンワンピースやボリュームスリーブトップス、コルセット風のロングスカート、ウエストリブワンピース、メタルハンドルバッグ、チェーンストラップ付きマスクといった人気商品の限定色を用意。オープンと同時に購入する客が多く、ロングスカートは即完売となった。
　なお、マッシュホールディングスでは今年も出店を加速させる考えで、春夏シーズンは44店舗のオープンを計画している。