2021年シーズンに向けて、フェラーリはスイスの高級時計メーカーの『リシャール・ミル』およびスペインのビールブランド『エストレージャ・ガリシア0,0』という有名企業2社をスポンサーとして迎えた。
フェラーリは不振の2020年シーズンを過ごし、コンストラクターズ選手権では6位という低い順位でフィニッシュしたが、パドックにおける中規模スポンサーの宣伝を減らすことはなかった。
チームとエストレージャ・ガリシア0,0の提携により同社がフェラーリの“公式ビール”となったことは驚きではない。このノンアルコールビールのブランドは2013年以来、トロロッソ、ルノー、マクラーレンに在籍してきたカルロス・サインツJr.の個人スポンサーを務めてきたのだ。
「世界的なビール分野における新ブランドであるエストレージャ・ガリシア0,0との新たな提携関係に乗り出すことを喜ばしく思う」とフェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは語った。
「我々は同社と多くの価値観を共有している。それは卓越性の追求、伝統の尊重、地理的なルーツとの繋がり、そして製品の技巧だ」
「さらに、エストレージャ・ガリシア0,0はモータースポーツにおいて長年の間存在感を示しており、才能のある若手に特に注意を払っている。それは我々と共通していることだ」
一方リシャール・ミルの名はモータースポーツの世界に強く根付いており、マクラーレンの長年のパートナーだが、彼らはフェラーリと複数年契約を締結するという。
リシャール・ミルのロゴは、チームのマシンとサインツJr.およびシャルル・ルクレールのレーシングスーツに掲載される。またこの提携関係は、フェラーリのその他のモータースポーツ活動であるコンペティツィオーニGTとフェラーリ・チャレンジシリーズにおける公式タイムキーパーおよびスポンサー、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのパートナー、フェラーリeスポーツシリーズとFDA eスポーツチームの技術パートナーへと拡大される。