医療事務の仕事は病院の受付や会計、医療費の計算など専門的な知識が求められる。時給が比較的高く、平日日中の仕事で働きやすいことから人気がある職業だ。そんな医療事務の仕事を即行で辞めたという経験談がいくつか寄せられた。
富山県に住む40代の女性は人間関係がつらくなり、1か月半で退職。「あんなに嫌な思いをしてまで働きたくはない」(その他/パート・アルバイト)と語っている。
どのような経験をしたのか綴られていないが、人間関係で相当つらい思いをしたに違いない。他にも退職理由として「人間関係」を挙げた医療事務経験者のエピソードをまとめた。(文:林加奈)
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「女の賞味期限はクリスマスケーキと同じ」「婚活実らず、葬活へ」
30代女性の元勤務先には、4人の子持ちで未入籍の女性薬剤師がいた。女性はその人からことあるごとに「結婚に対する嫌味を言われてきた」という。
「シフト勤務のため、クリスマスも出勤していると当時28歳の私に対して『クリスマスケーキは賞味期限が25日でしょう?女の賞味期限も25歳までよ。賞味期限過ぎたケーキはおいしくないし、まずいでしょ?女も同じで、25歳過ぎた女は価値がないと一緒』と言われました」(大阪府)
晩婚化が進んだ現代において、クリスマスケーキの賞味期限と女性の価値を同一視するとは時代錯誤も甚だしい。
他にも「婚活実らず、葬活へ」と、患者から教えてもらったという言葉を付箋に書いてパソコンに貼り付けられるなど、いじめのような状況が続いたため、入社から半年で退職を決意。退職後は「そういう人間関係も含め、通勤やシフトに融通が利かないことが不満だったのでスッキリしました」と語っている。
医師が恫喝とパワハラ「挨拶しても無視され、仕事を教えてもらえない」
別の30代女性は入社から1か月後に医療事務を退職した。
「先生からの恫喝・パワハラ。ナースを含めたスタッフが挨拶をしても無視・仕事を教えてもらえない。自分から聞きに来てというスタンスだが、いざ聞くと冷たくてとても聞ける雰囲気ではない」(東京都/その他)
仕事を教えてもらえない以上、退職は妥当な判断かもしれない。女性は「やめてストレスがなくなった。とても満足している」と綴っている。
50代女性は半年で退職した理由として、
「毎日残業、派遣仲間も余裕がないため、見て覚えろと傲慢。受付で入ったのに走り回され、入る人はどんどん辞めていく」(東京都/医療事務)
という。退職後も、別の病院でも医療事務の仕事をするようになったが「結果、どこも一緒。医者、ナース、技師は事務を見下している」といい、人間関係だけでなく、業界そのものに不満をあらわにしていた。
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