テレワークなら、新型コロナウイルスの感染リスクに怯えることなく仕事ができる。その上通勤もなく、ラフな服装が許される。そのため、キャリコネニュース読者からは、
「睡眠を十分に取れる。特に朝が苦手なのでありがたい。化粧も必要なく、服装を気にせず勤務できる」(埼玉県/30代女性/営業/正社員/年収600万円)
と"テレワーク絶賛"の声が寄せられている。一見すると、メリットしかないように思えるテレワークだが、実は意外なデメリットもある。キャリコネニュースに届いたテレワーク体験談を紹介しよう。(文:大渕ともみ)
会議システム接続がテレワークの基本ルール「監視されているみたい」
都内の40代女性(事務・管理/契約社員/年収200万円)は「在宅勤務が増えると光熱費が心配。空調をつけるのも躊躇する」と悩んでいる。女性は現状を"軟禁独居房テレワーク"と称し、
「同じチームのテレワーク組のなかで、私だけが都内ワンルームで1人暮らし。このつらさに共感してもらえない」
と嘆く。テレワークのささやかなメリットとして「ブラインドの調整を好きにできること」を挙げた。
千葉県の40代女性(事務・管理/契約社員/年収250万円)の勤務先では「パソコンを会議システムに接続しておくこと」がテレワーク中の基本ルールだ。女性は「ずっと見られているみたい。監視されているみたい」といい、在宅勤務にもかかわらず気が休まらないでいる。
「毎日、ワイシャツにスーツ姿での研修参加を求められる」
大阪府の30代女性(エンジニア/派遣社員/年収200万円)は、自宅でオンライン研修を受ける毎日だが「ワイシャツにスーツ姿での参加を求められる」と不満をもらす。いくら研修とはいえ、自宅でスーツ着用を強いられたのではストレスが溜まるだろう。また、女性はオンライン研修のデメリットについて、
「一部の人だけで一方的に話が進むことが多く、意思疎通がかなり難しい。わからないことを質問した時、他の人の『お前こんなこともわかんねーの?』っていうバカにした顔が画面で見えるのも苦痛」
と明かす。テレワークではオン・オフの切り替えも難しいようで「休むはずの自宅で仕事をしているから、精神的に休めない。嗜好品が増えた」と悩みを告白。女性は申し訳程度のメリットとして「マスクをしなくていいので、マスク代や肌荒れは抑えられる」と付け加えた。
企業独自の運用ルールや自宅の環境によって、テレワークはオフィス勤務よりもストレスフルになってしまうようだ。
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