トップへ

マヂラブ村上にツッコミ教えたドランク鈴木 ナイツ土屋「拓さんのツッコミは憧れちゃダメ」

2021年02月21日 20:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2020年にM-1優勝してから活躍が続くマヂカルラブリー(画像は『M-1グランプリ 2020年12月14日付Instagram「#マヂカルラブリー の意気込み」』のスクリーンショット)
『M-1グランプリ2020』で優勝してからテレビ番組でも活躍が続くマヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)。『M-1』では、野田の自由奔放な動き回るボケに村上がツッコみ続けるというスタイルに「これは漫才なのか」という論争が繰り広げられたことも記憶に新しい。その村上のツッコミの師匠は、ドランクドラゴンの鈴木拓だという。

【この記事の他の写真を見る】

20日放送TBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』では、マヂカルラブリーをゲストに迎えた。ゲストコーナーが始まると、ナイツ塙宣之がいきなり「申し訳ございません」と土下座で謝るという事態に。というのも、塙の著書『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』(2019年8月)で、マヂカルラブリーのツッコミ担当・村上を酷評していたためだ。その内容は、マヂラブの漫才は村上がいることによってつまらなくなっているというもので、塙は本人を前に「(自身の著書の)『言い訳』に対する言い訳はない。申し訳ない」と平謝り。マヂラブが優勝を決めた2020年の『M-1』でのネタは、審査員をしていた塙も「信じられないぐらいウケていた。揺れるぐらいウケていたよね?」とものすごい爆笑だったと思い返していたが、村上は「こんなにつまんない村上を擁してよくウケましたよね? 塙さん」と嫌味を放って反撃していた。


その村上のツッコミは、実はドランクドラゴンの鈴木拓が師匠だという。塙が「村上は大筋で言うと鈴木拓派だから、あなた(相方の土屋伸之)と一緒ですよ」と話を振ると、村上が「えっ、マジですか?」と土屋も鈴木派だということに驚いた。「僕はがっつりツッコミを拓さんに教えてもらってるんで」という村上は、お笑いを始めて4、5年ぐらいの頃「ツッコミもほぼ意味わかっていなくて」という状態だったが、鈴木が「思ったことを大きい声で言うのが一番面白いだろ」とアドバイスしたそうだ。それがその後の村上のツッコミの信条となったようだ。

ところがこの話に、「噓でしょ?」と驚いたのが土屋だ。以前も鈴木拓が「僕の憧れ」と口にしていた土屋だが「俺、拓さんのツッコミには一切憧れていない」と断言すると、「拓さんのツッコミは憧れちゃダメだって。だって単語帳でネタ覚えてるんだよ。ボケの後ろにこのセリフを言うとか。単語帳1個なくなったからツッコミずれたんだから」と鈴木の失敗談も明かし、「そっちに憧れている人っているんだ!」と仰天していた。鈴木の健康法を支持している土屋は「鈴木拓さんが言うことしか信じなくなった」と言うほど鈴木を信頼しているそうで、「拓さんに言われて髪の毛生える薬飲み始めたし、オートファジーもし始めた」という。

一方で鈴木拓は、『M-1』チャンピオンの村上は鈴木からツッコミを教わったと書かれたマヂラブのネット記事に応える形で17日にツイッターで「村ちゃん嬉しいこと言ってくれるよねー!」と喜びながらも「でも村ちゃんは天才型。じゃなきゃツッコミであんなに笑い取れないからね! 俺も天才になりたかったよ。」「はぁー俺は凡人型。」と見解を示している。そして土屋が鈴木の影響で始めたというオートファジーについても10日にツイッターで言及。始めて4か月になる鈴木は「ただの自分の体験談ね! 他の人はどうか分からないけど。」と断りながらも、その効果に驚いているようだ。

同じ鈴木拓派とはいえ、ツッコミの鈴木を支持する村上と、健康法を取り入れる土屋では全く異なっているようだ。これに塙は「2人あわせて鈴木拓なんだ」と笑わせたが、鈴木が後輩芸人に影響を与えたり、憧れられる存在であることは間違いないだろう。

画像は『M-1グランプリ 2020年12月14日付Instagram「#マヂカルラブリー の意気込み」』『TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」 2021年2月21日付Instagram「M-1覇者の #マヂカルラブリー 登場!」』『ドランクドラゴン鈴木拓(本人) 2021年2月12日付Twitter「今夜9時からBSテレ東」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)