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大坂なおみ、過去の大会では恋人コーデーに感謝も「モチベーションを維持させてくれた」

2021年02月21日 12:31  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ラッパーのコーデーに寄り添う大坂なおみ選手(画像は『大坂なおみ 2021年2月10日付Instagram「@gq」』のスクリーンショット)
現地時間20日に開催したテニス全豪オープン女子シングルスの決勝で、大坂なおみ選手(23)が2年ぶりに2度目の優勝を果たした。四大大会では通算4回目の優勝となる快挙を成し遂げた大坂選手だが、プライベートでは恋人で米ラッパーのコーデー(Cordae、23)と順調な交際を続けている。そんな2人が米誌『GQ』のインタビューで初デートの思い出や心に残るエピソードについて語った。大坂選手はコーデーを「とてもロマンティックな人」だと明かしている。

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大坂なおみ選手と恋人のコーデーが、揃って米ファッション誌『GQ』モダン・ラヴァーズ号の表紙を飾った。2人がテーブルの前で向かい合い、頬を寄せ合うツーショットだ。同誌のデジタル版は現地時間10日に2人へのインタビュー記事を公開し、出会った当時の思い出やお互いへの想いを明かしている。


大坂選手は2019年9月にコーデーとの交際宣言をしたが、2人が付き合い始めたのはその1年ほど前のことだった。初デートはNBAチーム「ロサンゼルス・クリッパーズ」の試合で、会場で待ち合わせたため大勢の観客の中でお互いを見つけるに苦労したという。

大坂選手は当時のことを「もの凄く多くの人達が、彼と写真を撮りたがっていたのを覚えているわ。彼はみんなを歓迎してフレンドリーに対応していた。とてもクールだと思ったの」と振り返った。

一方でコーデーは、当時の大坂選手について「(有名なテニス選手だとは)最初は知らなかったよ。テニスには興味がなくてね。なおみのおかげでテニスに没頭したけど、その前にテニスのことを聞かれたらビーナスとセリーナ・ウィリアムズ姉妹くらいしか答えられなかったな。彼女達は僕らの文化の一部だからね」と明かし、2019年の全米オープンで大坂選手の応援に駆けつけた時の思い出を語った。

「このことをなおみに話したかどうかは分からないんだけど、僕は本当に場違いな気がした。ああいった環境にいるのは、生まれて初めてだったんだ。僕が通った小中学校、ハイスクールは99.9%が黒人だった。僕みたいな子供ばかりさ。あの空間にいるのが、本当に奇妙な感じだったよ。僕の人生初のテニス観戦だったしね。」


大坂選手は、ラッパーとして活動するコーデーのコンサートツアーにも同行しているという。付き合い始めた当初は、ライフスタイルが違うコーデーの生活に合わせるのが大変だったそうだ。

「彼と私は完全に違ったから。私は早朝からスタートして、午後遅くに終わる。でも彼にとっては全てが夜から始まるような気がするの。最初は合わせるのに苦労したけど、やってみれば快適だったのよ。彼が全米オープンに行った時のように(疎外感を)感じた時があったとは思わないわ。」


さらに大坂選手は、コーデーがしてくれた最もロマンティックなことについて聞かれると「正直言って、コーデーはとてもロマンティックな人よ」と答え、2020年全米オープンでのニューヨーク滞在時のエピソードを明かした。

「ニューヨークにいた時、気分が落ち込み始めたの。時々コーデーに電話して、泣いたりもしたのよ。そしたら彼は、多忙だったけれど飛行機で飛んできてくれたの。本当に感謝してる。本当に彼のおかげで試合に勝てた気がする。モチベーションを維持させてくれたのよ。」

画像は『大坂なおみ 2021年2月10日付Instagram「@gq」、2021年2月10日付Instagram「Well this is something. GQ cover with the mister」、2021年2月11日付Instagram「@gq」、2021年2月20日付Instagram「Absolute madness.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)