Great Place To Workは2月16日、2021年版日本における「働きがいのある会社」ランキングを発表した。同ランキングは「働く人へのアンケート」「会社へのアンケート」の結果を信用、尊重、公正、誇り、連帯感の観点で評価し、順位付けした。
従業員数1000人以上の大規模部門の1位は「シスコシステムズ」だった。ミッションや価値観が明確に定められ、これに基づいてさまざまな制度や施策が設けられているほか、充実した福利厚生、ダイバーシティ、教育などが評価された。
「プルデンシャル生命」「モルガン・スタンレー」なども上位に
2位は「セールスフォース・ドットコム」。事業を通じて社会に貢献することを目指しており、従業員も自社のカルチャーや商品に強い愛着を持っている。同社では、コロナ禍においても経営側が従業員の健康を守るため、定期的な意見収集を行っている。
3位は「ディスコ」。公正な組織運営はなされており、独自の会計制度など多様な施策が多くみられる。従業員は独自の福利厚生制度を高く評価しており、事業運営に対しても信頼して働けている。
4位以降は「プルデンシャル生命」「モルガン・スタンレー」「アメリカン・エキスプレス」「レバレジーズグループ」「Works Human Intelligence」「DHLジャパン」「日本アイ・ビー・エム」までがトップ10入りした。
従業員数100~999人以下の中規模部門の1位は「コンカー」だった。理念を核として有機的に会社施策を結び付け、自社ならではのカルチャーを形成している点が高く評価された。多彩な施策を効果的に打ち出し、従業員は"仕事に行くことを楽しみにしている"ことが見て取れたという。
2位は「サイボウズ」。会社は従業員一人一人の理想とする働き方が実現できるように制度を整えるだけでなく、公正な風土づくりにも力を入れている。3位は、経営の強いリーダーシップに支えられた「CKサンエツ」がランクインした。
4位以降は「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」「freee」「FCE Holdings」「ディアーズ・ブレイン」「リブ・コンサルティング」「セプテーニグループ」「FTG Company」までがトップ10入りした。
小規模部門1位は「フラッグシップオーケストラ」
従業員数25~99人の小規模部門の1位は「フラッグシップオーケストラ」。配慮にあふれた会社施策で、アルバイトであっても対象になる点が評価された。従業員からは「やりたいと手を挙げれば、挙げた数だけチャンスが回ってくる」というコメントも寄せられている。
2位は「ダイレクトマーケティングミックス」だった。新入社員を社風に馴染ませる多彩な取り組みが高く評価された。3位は、従業員を尊重している「ENERGINE」。個人の興味に合った仕事に取り組んでもらうなどの支援をしている。
4位以降は「現場サポート」「オンリーストーリー」「あつまる」「エコライフ」「Slack Japan」「湘南ゼミナールオーシャン」「バーテック」までがトップ10入りした。