社会人になって、業務中に「「やらかした!」と冷や汗をかいたことがある人も多いだろう。2月上旬には兵庫県職員が貯水槽で排水弁を締め忘れ、約600万円の水道代がかかり、50代の男性職員がうち約300万円を負担させれる騒動があった。
ミスは誰しもし得ることだが、実際にどのようなことを"やらかした"のか。キャリコネニュース読者の50代女性(管理・事務職)は、20年以上前のミスを未だに覚えているという。
「弔電を打つ際に誤って宛名を故人様にしてしまいました。今でも思い出すと頭抱えたくなります」
クレーン使わないのに現場にクレーンが鎮座
建築・土木系技術者の40代男性は、前職の建設業時代、30代半ばで経験したことを明かす。作業で1か月ほどクレーンを使用することになり、作業開始の1か月前に取引先の業者に発注をした。
「しかし、開始予定日の1週間前に急遽工程変更でクレーン作業が先送りになりました。その時、すぐに連絡するつもりだったが、多忙のせいか連絡をうっかり忘れてしまった」
さらにタイミング悪く、その翌日から資格取得の講習のために現場を離れた。男性は「後輩に引き継ぐことなく当日を迎えてしまいました」という。
「朝礼の時、外に出るとなぜか現場にクレーンが鎮座。その時に連絡忘れを思い出し、全身から血の気が引きました。月極めだったのでキャンセルするにしても半月分ほど度補償が発生します」
結局、男性は「1日に1回くらいの荷卸しかありませんでしたが、そのまま1か月使いました」という。ただ、「救いだったのは、自分が所長で利益的にも多少予定よりよかったので現場経費の予備費を取り崩して切り抜けました」とのことだ。
営業職の60代男性は、自身が40代で技術職から営業職に異動した時のことを語る。
「営業車を与えられるも、ぶつけまくって修理代が車両代を超えました。今考えると、自分を含めて人が死ななくてよかった……と思います」
当時について、「上司の不安は並大抵ではなかったでしょう。営業車を取り上げられなかったのは田舎のせいですが」と振り返る。車社会で車を取り上げられると死活問題だ。男性の上司も、可能なら取り上げたかったかもしれない。
※キャリコネニュースでは引き続き「仕事でやらかしたこと」や「男だから」「女だから」自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを実施しています。