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アストンマーティンF1、ヒュルケンベルグをリザーブドライバーに起用か。交渉中だとチーム代表が明かす

2021年02月16日 16:51  AUTOSPORT web

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2020年F1第5戦70周年記念GP セルジオ・ペレスの代役を務めたニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)
アストンマーティンF1は、2021年シーズンのリザーブドライバーをまだ指名していないが、チーム代表のオットマー・サフナウアーは、強力な代役となるであろうニコ・ヒュルケンベルグがその役割を果たす可能性があると述べている。

 ヒュルケンベルグは昨年、セルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに感染してシルバーストンでの2連戦を欠場した際、代役を務めるためにチームに招集された。シーズン後半にはチームメイトのランス・ストロールも体調不良で第11戦アイフェルGPを欠場することが決まり、レーシングポイントはふたたびヒュルケンベルグを起用した。

 最近、ドイツの放送局『RTL』にヒュルケンベルグが今シーズンも控えているのか尋ねられたサフナウアーは、次のように語った。

「その可能性は非常に高い。まだ発表することは何もないが、この空いたポジションに注意を向けている」

「我々はニコと連絡を取っており、彼と話し合いをしているところだ。これは我々全員にとって素晴らしいことだ」

 シートを獲得できなかったヒュルケンベルグは、戦線に戻るチャンスならばいかなるものでも歓迎するだろう。それが上位のチームや中団のトップチームのものであればだ。

 またヒュルケンベルグは10年におよぶF1キャリアで179回のグランプリに出走しているが、表彰台に立ったことはない。33歳のヒュルケンベルグは、先頭集団のチームやトップの中団チームから戦線に戻るチャンスを与えられればそれを喜んで受け入れるだろう。

 ヒュルケンベルグがレーシングポイントから3レースに出走し、ポイントを獲得したことから、パドックの多くの人々は彼がシートを得られないことを嘆いた。レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが昨年語ったところによると、チームはアレクサンダー・アルボンをセルジオ・ペレスと交代させる決定を下す前、“短期間”ではあるがヒュルケンベルグの起用を検討していたことがあったという。ホーナーは「ニコ・ヒュルケンベルグとの簡単な話し合いを行った」と昨年末に語り、ヒュルケンベルグは「F1でシートを得るべき優秀なドライバー」だと主張していた。