マクラーレンF1チームが2021年体制発表会を開催、本拠のマクラーレン・テクノロジー・センターに、新ドライバーラインアップのダニエル・リカルドとランド・ノリスが登場した。
2月15日の発表会では、リカルドとノリスが司会者やファンからの質問に答え、その後、レーシングスーツを身に着けたふたりが『MCL35M』を覆うカバーを外してニューマシンを披露する動画が公開された。
マクラーレンは、16日にイギリスのシルバーストンでフィルミングデーを実施し、リカルドとノリスが『MCL35M』のシェイクダウンを行うことを明らかにしている。
2021年に向けてマクラーレンは、フェラーリに移籍したカルロス・サインツJr.に代わり、リカルドと契約した。
31歳のリカルドは2011年イギリスGPでF1デビュー、優勝7回、表彰台31回、ポールポジション3回の実績を持つドライバーだ。2020年にはルノーに2016年のワークス参戦再開以来初の表彰台をプレゼント、自身はランキング5位を獲得した。
「去年5月に契約を発表してからずいぶん時間がたった気がする。ようやくチームに合流することができてとてもうれしい」とリカルドは言う。
「マクラーレンのドライバーになることができて興奮している。早く仕事を始めたくてうずうずしているんだ。マクラーレンはこの数年素晴らしい旅路を歩んできた。このポジティブな勢いを維持できるよう、チームに貢献したい」
「この数週間、イギリスで過ごし、チームに完全に溶け込むことができた。シーズン開幕に向けて、準備は万全だと思うよ。ここで会ったすべての人から温かい歓迎を受けた。このファクトリーには一体感と集中力、そして大きな興奮を感じる」
「F1の新シーズンを前にして、とても興奮しているし、全力を尽くしたいというやる気に満ちている。なんとしてでもいい結果を出すという決意が高まる一方だ。経験を積み重ねてきて、またキャリアの次の章を迎える。とても楽しみだ」
21歳のノリスは、2019年にマクラーレンからF1デビュー、今年はF1および同チームとの3シーズン目にあたる。ノリスは2020年第1戦オーストリアで3位に入り、自身初の表彰台を獲得した。
「F1での3シーズン目を迎え、チームとまた一緒に仕事をするのを楽しみにしている。マシンに乗り込むたびに、経験を積み、自信が増している。そうして1年1年パフォーマンスを向上することができているんだ」とノリスは語った。
「シーズンオフを通して、プレシーズンテストに万全の状態で臨めるように準備をしてきた。早く走り出したいよ」
「今年は、去年行けなかった国でレースをするのを楽しみにしている。いずれは観客が入った状態で開催できるといいね。どの国でも、ファンがいることで、素晴らしい雰囲気が出来上がるんだ。去年は観客席にファンがいないことが本当に寂しかった。また彼らと会えるようになったときにはいいショーを披露できるよう、それまで努力し続ける」
「2021年も、接戦が繰り広げられる、チャレンジングな一年になるだろう。またレースに戻って、全力を尽くすために、集中しているよ」