エン・ジャパンは2月10日、「イメージにギャップがあった仕事」に関する調査結果を発表した。調査は昨年11月~21年1月に実施し、同社運営の求人サイト「エンバイト」を利用している1587人から回答を得た。
仕事する前のイメージと、実際に仕事をしてからのイメージが変わった仕事が「ある」と答えた人は56%だった。
「高いスキルがいると思いすぎていた」
回答者に最もギャップを感じた仕事を聞いたといころ、最多は「接客・販売」(23%)だった。理由を聞くと、
「対応力が求められる仕事だった」(19歳男性)
「実際は沢山の勉強をコツコツする時間が大半で、華やかなのはほんの一面だった」(42歳女性)
といった声が寄せられ、結果的には「マナーや言葉遣いが身についた」という人もいた。
2位以降は「事務・オフィスワーク」「軽作業」(各12%)、「医療・介護・福祉」「製造・ラインスタッフ」(各10%)、「コールスタッフ」(7%)と続いた。
「良くも悪くも人と接する機会がかなり多かった」(24歳男性/事務・オフィスワーク)
「高いスキルがいると思いすぎていた」(37歳女性/事務・オフィスワーク)
「作業は簡単でも同じことの繰り返しなので忍耐力が必要だった」(22歳男性/軽作業)
など想定よりも大変だった人が多いようだった。
今後の仕事探しで注意しようと思うことについては「何事も体験してみる」(54%)が最多。次いで「先入観を持たないようにする」(42%)、「応募前の情報収集を念入りにする」(38%)、「仕事の内容で不安な点は面談・面接の場で確認する」(37%)などと続いた。