スクーデリア・フェラーリは、2021年型F1マシン『SF21』の初始動を行ったことを発表するとともに、発表会のスケジュールを明らかにした。
フェラーリは、2月12日午前9時、本拠地マラネロで『SF21』の初めてのファイアアップを行ったという。チーム代表マッティア・ビノットがweb会議システムを通してスタッフに対してスピーチを行った後、パンデミック下のプロトコルに従い、最低限の人数のスタッフが立ち会うなかで、新パワーユニットの始動が行われた。
チームはまた、2021年シーズンに向けた発表会を2回行うことを明らかにした。チーム体制発表会は2月26日に、新車発表会を3月10日に、それぞれオンラインイベントの形式で実施される。
「2021年シーズンがここから始まる」とビノットはこの日、チームスタッフに対して語ったという。
「これから多くのチャレンジに直面することだろう。だが、我々は何としても改善を果たすという決意を固めている。マシンは開発が許されたすべてのエリアにおいて向上した。昨年の我々の位置、そして我々が目指す位置を意識し、集中し、断固たる決意を持って、作業に取り組まなければならない」
昨年コンストラクターズ選手権6位に沈んだフェラーリは、2021年はシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.の新ドライバーラインアップとともに、復活を目指していく。