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森会長が辞任表明「女性蔑視の気持ちない」 “老害批判”には「極めて不愉快」「また悪口書かれちゃう」

2021年02月12日 15:11  弁護士ドットコム

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女性蔑視の発言をしたとして問題視された東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が、2月12日の評議員会・理事会合同懇談会の冒頭で「今日をもちまして会長を辞任いたそうと思います」と述べ、辞任を発表した。


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「不適切な発言が原因で、大変混乱をきたしてしまいました」「五輪を開催するための諸準備に私がいることがさまたげになってはならない」などとあいさつした。



●「女性蔑視なんてありません」と反論

森氏は、問題になった発言などについて、「解釈の仕方」と表現。「そう言うとまた悪口を書かれますけど」、「多少意図的な報道があったんだろうと思いますけど」とメディアへの不信感を述べつつ、組織委員会内で、女性委員の発言を促してきたなどと釈明した。



「私は女性を蔑視するという気持ちは本当ありませんし、これまでも五輪・パラ、障害ある人ない人みんな同じだと扱って議論してきた。そう言う意味で、この一言でこうなったのは、私自身の不注意もあったと思いますが、長い83年の歴史のなかで本当に情けないことを言ったもんだなと思って、大変ご迷惑をおかけしたということになりました」



また、ネットなどで「老害」と批判されていた点にも言及した。



「誰かが老害老害と言いましたが、年寄りは下がれというのはどうも良い言葉ではないので。老人もやはり日本の国のため、世界の国のために頑張ってきているので、老人が悪いかのような表現をされることは極めて不愉快な話であります」



辞職を表明する一方で、「私の命ある限り、日本のスポーツ振興のために、さらに研鑽したい」と、なんらかの形でスポーツ界にかかわるような含みを持たせていた。



2月3日のJOC評議員会での「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などの発言が女性蔑視として、国内外から批判を浴びていた。