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エルメス新店舗が表参道にオープン、都内への路面店出店は20年ぶり

2021年02月12日 11:22  Fashionsnap.com

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エルメス表参道店 キーヴィジュアル Image by: HERMÈS
「エルメス(HERMÈS)」が、表参道に路面店「エルメス表参道店」を2月28日にオープンする。東京都内へ路面店を出店するのは2001年開業の「エルメス銀座店」以来、約20年ぶりとなる。売場面積488平方メートルの店内では、メンズやウィメンズのウェア、レザーグッズ、アクセサリー、フレグランス、ホームコレクションといった幅広いラインナップが揃う。

 エルメス表参道店は、「ポール・スチュアート(Paul Stuart)」が旗艦店を構えていた神宮前太田ビルに入居。店舗設計はパリの建築設計事務所レナ・デュマ・アルシテクチュール・アンテリユール社(RDAI)が手掛け、ファサードは元々の石垣を活かしながら、竹林に見立てたコッパーカラーのステンレス製の柵で取り囲んだ。オープンまでの期間は、漫画家 竹宮惠子とヨシロットン(YOSHIROTTEN)によるスペシャルアートが外壁を彩る。
 エントランスではパリのフォーブル・サントノーレ店と同様に、メゾンの象徴であるエクスリブリス(蔵書印)モチーフのモザイクタイルを配置。店内の床面には日本の畳をイメージした2種類のグリーンの石を配し、階段の吹き抜けには竹工芸作家 本田聖流のアートワークを設置する。1階の売場はシルクやファッションアクセサリー、フレグランス、ホームコレクション、レザーグッズ、馬具などで構成。オープン時は現代装飾家の京森康平によるスカーフ「デュオ・コスミック」や新作のメンズフレグランス「H24」を先行販売するほか、4月中旬には「ルージュ・エルメス」の展開を開始する。
 2階フロアは可動式パーテーションで仕切られた落ち着いた空間で、ウィメンズとメンズのフィッティングルームを用意し、ウェアコレクションを楽しむことができる。今後、メンズのシュール・ムジュール(スペシャルオーダー)の展開も予定。オープンを記念し、スペシャルオーダー部門「オリゾン」から新たにデビューする木製の自転車を展示するほか、アーティストのヤン・バイトリク(Jan Bajtlik)による「シュバル・ドゥ・フェット」柄をあしらったオブジェや、アーティスト野村大輔による「メガ・シャリオ」柄のカシミヤシルクスカーフなどの発売を予定している。
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■エルメス表参道店オープン日:2021年2月28日(日)住所:東京都渋谷区神宮前5丁目7-20電話:03-6712-6612(※2月28日から開通)営業時間:11:00~19:00定休日:水曜日