世間には「パチンコがやめられない」と悩むどころか、すでに生活の一部となってしまっている人も少なくない。60代女性(フリーランス/年収300万円)はパチンコ歴40年。キャリコネニュースに、
「今は1パチか2パチのみ。1日に最高でも1万円くらいしか使わないが、いつも後悔の念で、負けるとストレスがたまる」
という声を寄せている。20代男性(パート・アルバイト/年収100万円未満)は、まさに今が苦悩の時だ。「パチンコで借金を積み重ね、一時はギャンブル依存の自助施設に通っていた」と明かす。(文:鹿賀大資)
「回復施設に入っても、ギャンブルはやめられなかった」
「お金が入ると『今度こそはギャンブルをしない。うまく使っていこう』と思っても、結局は使ってしまう」と切り出す男性。それはパチンコやスロットにとどまらず、競艇にも及び「投じた額は5年間で300万円以上」と書いている。
「いつも給料日前になると金欠状態になり、苦しい生活を強いられていた。でも給料が入ると、そのストレスを晴らしたいがために、またギャンブルをしてしまう。ギャンブル依存症の人たちが集まる、回復施設にも入った。しかし入寮中も退寮してからも、やっぱりギャンブルはやめられなかった」
男性は現在「こうは書いているものの、本当にやめる気がないのでは」と自問自答を繰り返す日々だ。それと同時進行で、親にお金を立て替えてもらったり、消費者金融で借りたりした“過去の清算”とも向き合わざるを得ない状況にあるという。
「1日で何十万も負けても、また行ってしまう」
40代男性(サービス系/年収450万円)も「毎日パチンコをやめたいと思っている。病院にも通っているがやめられない」と苦しむ1人だ。パチンコ歴は明かしていないが、今までに投じた金額は「2000万円以上」という。
「ちょうど今も、さっきまでなけなしの金をつぎ込んできたところ。『どうやって工面しよう』ということしか考えられなくなっている。きっと工面しても、その金を増やすためにギャンブルをしてしまうのかもしれないが」
ほかには、
「1日で何十万も負けて『もうやめよう』と誓っても、また行ってしまう。勝てると思ってしまうのです。負けた時に『勝った時の分があるから大丈夫』と思って、結局はマイナスになります。もうやめたいのに、でもやめられない」(30代男性/正社員/年収400万円)
といった声も寄せられた。
※キャリコネニュースでは引き続き「パチンコなどギャンブルがやめられない人」や「男だから」「女だから」自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを実施しています。
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