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長瀬智也、ドラマ『俺の家の話』撮影中にプロレス技でADを負傷させていた

2021年02月08日 16:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

長瀬智也

「親父…。いまさらだけど…。継ぐよ。継いでやるよ」

 格闘家がある日、いきなり能楽を受け継ぎ、親の介護をする。今期のドラマ『俺の家の話』(TBS系)の奇想天外な設定に注目が集まっている。

「主演の長瀬智也さんは能楽の宗家に生まれるも家出したというプロレスラーの役。西田敏行さん演じる能楽師で人間国宝でもある父の介護のために、実家に戻って奮闘するストーリーです。戸田恵梨香さん演じる謎の介護士が遺産相続問題に絡んできて、先が読めない展開になっていますね」(スポーツ紙記者)

 能・プロレス・介護というさまざまな要素が巧みにまとまっているのは、制作側の力量によるもの。

「脚本を手がけた“クドカン”こと宮藤官九郎さんは、長瀬さんとタッグを組んで『池袋ウエストゲートパーク』や『タイガー&ドラゴン』といった人気作を生み出しました。長瀬さんの最後の主演作として、ふさわしいコラボレーションでしょう」(TBS関係者)

受け身がとれずに……

 長瀬がこのドラマにかける思いは強い。

「今年3月でジャニーズ事務所を退所し、裏方に徹すると表明しています。それだけにプロレスと能楽の2つの稽古を徹底的にするなど、これまで以上にドラマに集中しています」(同・TBS関係者)

 花道となる作品だけあって、役づくりにも力が入る。

レスラーを演じるために、行きつけのステーキ店に通い詰めながらハードなトレーニングを行うことで、体重を13キロ増やしたそうです。身長は180センチ超えと、もともと大柄なので、まるで本物のプロレスラーのような体格に仕上がっていますよ」(前出・スポーツ紙記者)

 1月下旬、気合十分で撮影に臨んでいたが、ありあまったパワーは思わぬ事態を招いてしまったようだ。

プロレスシーンの撮影前には、ADさんが長瀬さんに技をかけられてカメラ映りなどをチェックするんです。でも、とあるADさんが長瀬さんからプロレス技をかけられた際に受け身をしっかり取らなかったため、変な姿勢で着地。その後、痛みを訴えたんです」(芸能プロ関係者)

 この件についてTBSに問い合わせてみると、

そのような事実はいっさいございません

 との返答が。しかし、実際の現場では長瀬が“神対応”を見せていたという。

撮影場所だった都内の複合スポーツ施設は一時、騒然となりましたが、長瀬さんは歩けないADさんに肩を貸して安全な場所まで移動していました。念のため病院に行ったそうですが、ADさんは大事には至らなかったそうです」(前出・芸能プロ関係者)

 アクシデントこそあったものの、現場の士気は下がっていない。

長瀬さんは普段から若手スタッフにも気軽に話しかけてくれたり、同じ目線で接してくれるので人望が厚いんです。スタッフ全員が頭を切り替えて、ドラマの成功のために頑張っていますよ」(制作会社関係者)

 TOKIOとしてデビューしてから27年、集大成となる作品をあと2か月間、全力で走り続ける─。