ロックダウンが継続し、未だ厳しい状況にある欧州新車市場だが、明るい兆しも見え始めたようだ。自動車産業の世界的な調査会社であるJATO Japan Limitedは、欧州の自動車市場についての最新レポートを公開した。
SUVの減少傾向が響く12月の欧州の新車市場は、さらなる落ち込みで2020年を締めくくった。世界27カ国のデータによると、2020年12月の販売は約120万台となり、前年同月比3.8%減となった。11月に比べると小さい減少ではあるものの、通年の累計販売は約1194万台で24%減となり、全体的な減少傾向を相殺するまでには至らなかった。