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マリリン・マンソン、元婚約者が虐待被害を新たに告白「怒るとナチスのシンボルを描いた」

2021年02月07日 17:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

元婚約者にさらに虐待を告発されたマリリン・マンソン
ロック歌手のマリリン・マンソン(52)から過去に虐待を受けたと告白した米女優エヴァン・レイチェル・ウッド(33)が、被害内容を新たに公表した。ユダヤ教信者の母を持つエヴァンは、マリリンから反ユダヤ主義的な扱いを受けていたという。エヴァンは当時を振り返り「これほど恐ろしいことはなかった」「死んでしまうと思った」とその恐怖を明かしている。

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エヴァン・レイチェル・ウッドが現地時間5日、元婚約者のマリリン・マンソンと交際中に反ユダヤ主義的、人種差別的な虐待を受けたことを自身のInstagramストーリーで明かした。

エヴァンは現地時間1日、自身のInstagramで10代後半に交際していたマリリンから当時虐待を受けたと告白したばかりだ。エヴァンとマリリンは2007年に交際を開始、2010年1月に婚約発表後、同年8月に解消した。

マリリンはユダヤ教信者である母親に育てられたエヴァンに対し、差別的な扱いをしたという。エヴァンは過去を回想してこのように綴った。

「彼は私に腹を立てると、ベッドの脇にあるテーブルにナチスのシンボルを描くのです。私の母の先祖はユダヤ人ではなく、母は改宗してユダヤ教信者となったのです。彼は『その方が良い』と言いました。なぜなら、私がユダヤ人の血を引いていないからです。」

さらにエヴァンは、マリリンから人種差別的な言葉を何度も聞かされたと主張した。

「私は、Nワード(黒人を指す蔑称)が付く言葉を何度も繰り返して聞かされました。彼の周りにいる人は全員、一緒に笑って蔑むことを期待された。従わない場合は特別視され、もっと虐待される目に遭うのです。今までの人生で、これほど恐ろしいことはありませんでした。」

エヴァンはマリリンが胸に入れたタトゥーの写真を共有し、「MansonWiki」の文章を引用して、このタトゥーがナチスのシンボルを意味すると説明した。右腕に入れたスカルのタトゥーは「トーテンコップ(Totenkopf)」と呼ばれるもので、ナチスの親衛隊が使用していたと述べた。エヴァンは「付き合い始めた頃、彼はこんなタトゥーは入れてなかった」と記している。


エヴァンの虐待告白後、SNSでは彼女を支持する声や反論などが飛び交った。「大人同士が同意した単なる変態的な性的関係だったのでは?」という声に対し、エヴァンは「私が虐待されている間、性的関係は持たなかった。その前後もです。虐待されている間中はずっと、死ぬかと思っていたのです」と反論した。


SNSではマリリンから虐待を受けたという女性達が相次いで声をあげ、その数は11人以上に上っている。モデルのアシュリー・リンジー・モーガンはアジアにあるナチスの記念品を購入して、米国に持ってきてくれと頼まれたと主張している。

シンガーソングライターのフィービー・ブリジャーズは10代の頃にマリリンの自宅を訪れた際、レイプ部屋があると伝えられたという。フィービーはそれ以来、マリリンのファンであることを止めたと明かしている。

画像2~4枚目は『Marilyn Manson 2019年4月29日付Instagram「Just before shooting with @mrperou in a typically nude-scenario,which is not uncommon when reviewing our wondrous years of work together.」』『Evan Rachel Wood 2020年5月16日付Instagram「Miss this crew」』『Phoebe Bridgers 2020年1月16日付Instagram「I’m opening for the 1975.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)