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文章力が高い人ほど「テレワークで生産性が高まった」と実感

2021年02月05日 19:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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日本漢字能力検定協会は2月2日、「Withコロナ時代のテレワーク」に関する調査結果を発表した。調査は昨年12月にネット上で実施し、テレワークを経験したことがあるオフィスワーカー534人から回答を得た。

テレワークにより「生産性が高まった」と思う人は46.8%。「変わらない」「下がった」と感じる人の方がやや多かった。

「大きな仕事を人に頼む時にチャットで簡単に済まされた」


テレワークの増加とともに増える、文章によるコミュニケーションの機会については「得意」「やや得意」と答えた人が59.4%。うち55.8%は「生産性が高まった」と感じており、「苦手」「やや苦手」と回答した人を約20ポイント上回った。

「ビジネスにおいて文章力が必要である」と答えたのは95.9%。回答者からは、

「大きな仕事を人に頼む時にチャットで簡単に済まされた」(40代)
「表情が分からない状態で、ネガティブな文面を送ってこられると背景も分からず、喧嘩を売られているように思った」(20代)
「悪意は無いのかも知れないが、言葉づかいが強くなってしまい、脅威的(原文ママ)な印象であった」(30代)

など仕事における文面に関しての不満を感じている声も多かった。コミュニケーションの中で不快に感じたことがある方法も「電話」「対面での会話」を抑えて「メール」が最多だった。

文章力が必要だと思う理由は「生産性向上」(353人)、「暗黙知の形式知化」(253人)、「異業種・組織間連携」(196人)が上位を占めた。

日常業務全般での生産性向上のために文章力を高めたいと思っている人は91.4%。一方、勤務する会社で「文章力向上のための研修を行っていない」という人は56.0%と大きく開きがあった。研修を行っているケースも「新入社員研修」が最多だった。