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新版「エルメスの道」が発売、直近約20年のメゾンの歴史を加筆

2021年02月05日 18:32  Fashionsnap.com

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新版「エルメスの道」(税別1600円)
「エルメス(HERMÈS)」が、1997年に出版した漫画「エルメスの道」にその後のストーリーを加えた新版「エルメスの道」を3月10日に発売する。価格は税別1600円。全国の書店および一部のエルメスブティックで取り扱う。初版と同じく漫画家の竹宮惠子が手掛け、直近約20年間のエルメスの歴史について新たに63ページを描き下ろした。

 エルメスの道は、1837年に馬具工房として創業したエルメスの約160年の歴史を詳細に記述。当時の社長 ジャン=ルイ・デュマ(Jean-Louis Dumas)が日本の漫画というユニークなメディアによってメゾンの歴史を伝えることを発案したことから、出版に至ったという。エルメスは初版の発表まで社史を刊行しておらず、エルメスの道が世界初のメゾンの通史を伝える出版物となっている。
 新版では、竹宮がマンガ制作ソフトやツールを使用しながら、アシスタントを採用せず1人で制作。増補部分は、2001年にオープンした「銀座メゾン」、2010年に開始したエルメス主催の馬術障害飛越競技大会「ソー・エルメス」、コレクション「プティ アッシュ(petit h)」の誕生の主に3つのトピックに焦点を当てたストーリーに仕上げた。
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