2021年現在も猛威を振るう新型コロナウイルス。その影響は計り知れないほどで、感染拡大を防ぐためにテレワークを導入する企業が増えている。
千葉県の50代男性(事務職/年収450万円)は、「通勤がなくなってありがたいです。これまでは混雑した電車に乗って、人混みの中を往復していました」と語る。一方で、
「テレワークだと集中力が続きません。また使用している回線が不安定で、毎日のようにパソコンがフリーズしてしまいます」
と嘆く。今回はキャリコネニュース読者から寄せられた「テレワークで快適なこと・つらいこと」を紹介する。(文:中島雄太)
「通勤がなくなったので、勤務時間ぎりぎりまで寝ていられます」
京都府に住む40代女性(ITエンジニア/年収450万円)は、「テレワークで通勤がないので、睡眠や休息に時間を回せるようになりました」と語る。マンション暮らしで掃除機をかける時間にも気を遣っていたが、それも解決。
「会社からテレワーク補助費が支給されているので、光熱費に悩まされることもありません。すごく助かっています」
一方で、「もともとランチは外食派。しかし自宅周辺には飲食店がなく、スーパーやコンビニまでは、徒歩で往復30分以上。配達サービスも大抵が範囲外」と嘆く。さらに、
「運動不足でかなり体力が落ちました。1日100歩も歩かない日もあります」
と打ち明けた。
東京都の30代男性(Web制作/年収350万円)は、テレワークのおかげで始業直前まで寝ていられるようになり、「通勤時間を睡眠に充てられるので、生活の質が上がっている」と喜ぶ。しかし「集中力が持たず、パフォーマンスが低下。以前より会社に貢献できていない実感がある」とも述べた。
「スーツなどの仕事着が不要になり、衣服費が減った」
テレワークのメリットは、通勤が不要なことばかりではない。千葉県在住の40代男性(事務職/年収450万円)は、「スーツなどの仕事着が不要になり、衣服費が減った」と語る。しかし、
「会社では打合せなどで動くことが多いが、テレワークでは身体を動かす機会が少ない。そのせいか、首に痛みが出ている」
とテレワークのつらさも明かしている。
都内の40代女性(教育関連/年収500万円)は、「苦手な人と接触しなくて済むこと、無駄な会議がないこと。それにより自分の仕事を自分のペースでできるようになりました」とテレワークの快適さを熱弁。ただ、
「パソコンとタブレットを駆使するため、目の疲れがひどい。聞きたいことを聞けない。オンとオフが切り替えられない。休みの日や勤務時間外にも業務連絡を入れる人がいます」
と不満も吐露している。
※キャリコネニュースでは引き続き「テレワークで快適なこと・つらいこと」や「仕事バックレた・バックレられたエピソード」などのアンケートを実施しています。