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「妊婦なので"外出自粛中"と言っても会うことにこだわる友人」 コロナで人間関係にヒビが入った瞬間

2021年02月04日 18:30  キャリコネニュース

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新型コロナウイルスは、生活様式や働き方を一変させた。コロナ禍での他人の行動に違和感を覚えたり、変化した働き方に負担や不満を感じたりしている人もいるだろう。

キャリコネニュースには、コロナ禍をきっかけにこれまでと人間関係が変わった人からエピソードが寄せられている。(文:コティマム)

コロナによる人手不足「上司とギクシャクし、給料も増えず転職を決めた」


東京都の20代男性(サービス系/パート)は、コロナの影響で職場の人間関係が悪化した。

「人手を減らされ1人あたりの仕事量が増えてから、上司とギクシャクするようになった。ミスすると責任者が出るレベルの業務を任せるのに、給料は増えず、上司からも厳しく言われることが増えた。転職を決めた」

仕事に見合う給料がもらえなければ、職場や上司に対して不満を持つのも自然なことだ。しかし企業側もコロナ禍を乗り越えるために必死なのだろう。

コロナ禍で友人との付き合いを見直した人もいる。

「私が妊婦で『外出自粛している』と言っても会うことにこだわり、オンラインだと不満な友人。感覚が違うことがわかったので、今後の付き合いは見直す」(東京都/30代後半女性/事務・管理/派遣社員)

コロナ禍での外出自粛に関しては、さまざまな価値観があるため難しい。気心の知れた友人でも、外出自粛に対する考え方の違いから疎遠になっていくこともある。悲しいことだが、仕方がないのかもしれない。

コロナ禍での結婚式「義実家が『参加して感染したら困る』と拒否」

京都府の30代前半女性(事務・管理/契約社員)は、コロナの影響で家族関係に亀裂が入ってしまった。両親と兄家族の同居する実家に帰省しようとしたところ、母親づてに「兄が『帰ってきてほしくない』と言っている」と聞いたのだ。

「兄家族とは仲がいいと思っていたのでショックを隠しきれず。母もなぜ兄の言葉を伝えてきたのか分からず、疑心暗鬼になりました」

女性の兄は、都会暮らしの妹の帰省に感染リスクを感じたのだろう。これもコロナに対する考え方の違いに過ぎないが、女性は「結局帰らなかったのですが、もう他人なんだなと感じました」と悲観している。

神奈川県の40代女性(IT・通信系/派遣社員)は、少人数での結婚式を予定していた。しかし義実家が参加を拒否。参加人数の関係から結婚式は中止になってしまった。

「コロナ不況が理由で参加できないなら理解できます。でも自営業の義実家は現在ウハウハで儲かっている。拒否の理由は『式に参加してコロナに感染したら困るから』と。その後のお祝いもないので『これを機に疎遠にしよう』と旦那と話し合って決めました」

新郎新婦にとって、コロナ禍でも結婚式は一生に一度。感染リスクを懸念した義両親の判断ももっともではあるが、女性は納得できなかった。「お盆も正月も会わなくてすむので、スッキリしています」と縁切りを宣言している。コロナによって、今後も人間関係は変化していくのかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き新型コロナで人間関係にヒビが入った人や「テレワークで快適なこと・つらいこと」などのアンケートを実施しています。