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40代男性が語る、夢の年収1000万円生活のリアル「レクサスを買う余裕は全くない。20歳の頃の憧れは理想に過ぎなかった」

2021年02月03日 18:10  キャリコネニュース

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年収1000万円を目指して仕事に励み、見事達成したものの「思い描いていた生活と違う」と感じてしまう人がいる。世帯年収1000~1200万円のキャリコネニュース読者からは、

「『余裕がない』と言えば嘘になるが、自分の予想していた生活ではない。自由に使えるお金がほんのちょっと増えただけで、欲しいものが買える感じでもない」(40代男性/大阪府/教育・保育職)

という声が寄せられている。北海道の40代男性も「自分も20歳の頃は年収1000万円の生活に憧れていたけど、それは理想に過ぎない」と現実を語る1人だ。(文:鹿賀大資)

「月収65万円、手取りは45万円前後。年2回のボーナスの総額が400万円」

金融・保険系の会社に勤務する男性は、妻と子ども1人の3人家族で世帯年収1200万円。妻は専業主婦をしており、子どもは公立の小学校に通っている。以前は都内に5000万円台の持ち家を構えていたが、転勤の都合で北海道に移住した。

「今は3LDKの賃貸暮らし。会社借り上げのため、自己負担は駐車場代を含めて月4万円ぐらい。車は北海道に来てから購入した輸入車と、乗り続けて10年の300万円の新古車。レクサスを買う余裕はまったくない」

給与の内訳については「月収65万円、手取りは45万円前後。年2回のボーナスの総額が400万円」と明かす。そのほか年間300万円ほどの賃貸収入もあるが、住宅ローンと相殺しているため「収入に加味していない」という。さらに男性は、生活や家計状況などについても説明する。

「お小遣い制ではないから、後輩と飲みにいっても多めに出す余裕はある。とはいえ奢っても、せいぜい1人5000~6000円くらいだし、そもそも最近はコロナ禍であまり飲みにも行っていない。あとはブランド物でなければ、特に我慢しなくても買える。妻や子どもに『どうしても』とねだられたら、数年に1回は『しょうがないか』と買うこともできる」

「おそらく夫婦ダブルインカムで年収500万円ずつの方が、豊かな生活ができる」

男性は衣服の愛用ブランドについて「自分の洋服はユニクロが中心。スーツはイージーオーダーだが5~15万円の範囲。妻や子どもはユニクロのほかオンワードも愛用している。若い頃は銀座のブランドショップで妻の鞄や財布を買ったこともあったが、今はほぼない」と打ち明ける。また、旅行については

「旅行は年1~2回で、ビュッフェスタイルではない温泉宿。海外旅行はコロナ禍前から『高い』と断念していた」

と語り、意外にも庶民的だ。所得制限で各種行政支援をカットされたため「年収900万円を超えたぐらいから、生活はほとんど変わらない。余計に税金が高いと感じるようになった」と嘆く。

「おそらく夫婦ダブルインカムで年収500万円ずつのほうが、豊かな生活ができる。今の日本の税制で稼ぐには、サラリーマンだと厳しい」

と持論を述べている。

ほかにも、

「年収が1200万円になっても、手取りは800万円くらい。固定費など、それなりの出費があるので、年収2000万円以上をもらわないと裕福さは感じないと思う」(60代男性/愛知県/正社員)

「子ども1人の3人家族。世帯年収が700万円でも1000万円を超えても、生活レベルが変わったように感じない」(20代既婚男性/愛知県/不動産・建設系/世帯年収1100万円)

という声が寄せられた。

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