F1やMotoGPをはじめ、様々なカテゴリーのレースで使用されているスペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットでは、3週間に及ぶ集中的な改修工事が行われ、タイトな左コーナーのターン10のレイアウトが変更された。
バルセロナのターン10は、鋭角のタイトなコーナーで、F1では2004年からこのレイアウトを使用してきた。サーキットによると、2輪と4輪の両方のレースにおいて安全性を向上させるためにこのレイアウトを変更。改修後のターン10は鋭角なコーナーを廃止して緩やかな弧を描くような配置となり、半径が長くなったという。このデザインは、1991年に初めてF1のレースを開催した際に使用されたレイアウトに似たものだ。
またランオフエリアが広がったことも、安全性の向上に繋がる利点となる。だが、今回の改修がオーバーテイクの機会を増やすことに繋がるかどうかは不明だ。
2月1~2日には様々なカテゴリーから集まった約20人のドライバーがテストを行った。走行車両はツーリングカー、GTカー、LMP3などで、地元スペインやフランス、イタリアなどのドライバーが参加したという。
F1では、5月7~9日に2021年シーズンの第5戦スペインGPを開催する予定となっている。