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マリリン・マンソン、元恋人が暴露した虐待被害に「現実を酷く歪めたものだ」

2021年02月03日 10:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

エヴァン・レイチェル・ウッドらの主張に反論したマリリン・マンソン(画像は『Marilyn Manson 2020年7月15日付Instagram「Never-ending Astral Vampire.」』のスクリーンショット)
女優エヴァン・レイチェル・ウッド(33)が元婚約者だった米ロック歌手マリリン・マンソン(52)から過去に虐待被害を受けたという告白に対し、マリリンが声明を発表した。彼はエヴァンによる告白について「現実を酷く歪めたもの」として「同意に基づく親密な関係だった」などと伝えている。しかしマリリンは所属レーベルの契約を解除され、予定されていたドラマの出演も白紙になった。

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エヴァン・レイチェル・ウッドが現地時間1日に自身のInstagramで声明を発表し、10代の頃に交際を始めたマリリン・マンソンから数年間にわたり酷い虐待を受けていたことを明かした。彼女に続いて4人の女性達も声をあげ、過去にマリリンと交際した際に虐待被害に遭ったことを打ち明けた。


エヴァンと女性達からの主張に対し、マリリン・マンソンが自身のInstagramで声明を発表した。現地時間1日に公開されたメッセージは、次のように記されている。

「明らかに私の人生やアートは長い間、議論を引き起こす対象となってきた。しかし最近の私に対する主張は、現実を酷く歪めたものだ。」

「私は常に、同じ考えを持ったパートナーと完全な同意をもとに親密な関係を築いている。他の人々がどのように、なぜ過去のことを不正確に伝えることを選択しているかに関わらず、それが真実だ。」


エヴァンの告白を受けて同日、マリリンの所属レーベル「Loma Vista Recordings」ではマリリンとの契約を即日解除したことを伝えた。

「本日明らかになった、マリリン・マンソンが虐待者であるというエヴァン・レイチェル・ウッドと他の女性達による不穏な主張を受け、Loma Vistaは彼の現在のアルバムのプロモーションを中止します。このような状況を配慮し、我々は今後マリリン・マンソンとのプロジェクトを一切行わないことに決定しました。」

米TVネットワーク「Starz」も声明を発表し、ファンタジードラマ『アメリカン・ゴッズ』の今後のエピソードでマリリンがゲスト出演したシーンを削除することを伝え、「我々は、虐待の被害者や生存者の皆さんと一緒に、明確に立ち向かいます」と述べた。

同局による声明発表の1時間ほど前、『アメリカン・ゴッズ』でビルキス役を演じる女優イェティデ・バダキは「私はエヴァン・レイチェル・ウッドと勇気ある女性達を支持します」とツイートしていた。

さらに『Deadline』は、米TV局AMCのストリーミングサービス「シャダー(Shudder)」のホラー・アンソロジー・ドラマ『クリープショー』シリーズ2のエピソードで予定されていたマリリンの出演を取り止め、代役を立てることにしたと報じている。

画像は『Marilyn Manson 2020年7月15日付Instagram「Never-ending Astral Vampire.」』『Evan Rachel Wood 2020年1月26日付Instagram「@bucknerphoto at @deadline studios for @irandajuly’s #kajillionaire #sundancefilmfestival2020」』『Marilyn Manson 2021年2月1日付Instagram』『LOMA VISTA RECORDINGS 2021年2月1日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)