トップへ

「エルメス」が15年ぶりのメンズ香水を発売、アロマティックなハーブの香り

2021年02月02日 14:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「H24」(左から)オードトワレ 100mL、50mL、ナチュラルスプレー 15mL ©Studio des flerus
「エルメス(HERMÈS)」が、新作のメンズフレグランス「H24」を発表した。メンズフレグランスの開発は、2006年に登場した「テール ドゥ エルメス」以来15年ぶり。オードトワレ 50mL(1万700円)、100mL(1万5000円)、レフィルボトル 125mL(1万4500円)のほか、ナチュラルスプレー 15mL(3900円/いずれも税別)をラインナップし、3月1日にエルメスブティックで発売を予定している。

 新作は、2016年1月に香水クリエーション・ディレクターに就任したクリスティーヌ・ナジェルによる初の男性用香水。エルメス メンズ部門アーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアンが手掛けるメンズプレタポルテのコレクションからインスピレーションを得て、「メンズフレグランス=ウッディノート」という既成概念を超えた香りに仕上げたという。
 香りのキーとなるのは、都会の中でも生命感に溢れるハーブの様子をイメージしたクラリセージ。このほか、微かにビターな雰囲気をプラスするスイセン、内なる情熱を高揚させるローズウッド、豊かな香りのスクラレンなどを組み合わせ、センシュアルかつクラシカルな香りを調香した。アロマティックノートで、女性も使いやすい香りだという。フラコンボトルのデザインは、ブランドのテーブルウェアやウォッチなどを担当するフィリップ・ムケが手掛け、流線型のフォルムに仕上げている。パッケージは100%リサイクル可能な素材を使用。ミネラルグレーを基調に、ライムグリーンのラインをあしらった。
関連記事 メーキャップの仕草まで美しく 「ルージュ・エルメス」制作秘話をクリエイティブ・ディレクターが語る