ドリアン農園で働くゴールデン・レトリバーが大人気　売り上げにも貢献（タイ）

“果物の王様”と呼ばれるドリアンは、甘くて濃厚なうえ栄養が豊富である。しかしながら熟した臭いは腐った玉ねぎや生ゴミなどにもたとえられ、“世界一臭いフルーツ”、“悪魔のフルーツ”などとも言われる。そんなドリアンを生産しているタイ東部の農園で働く、メスのゴールデン・レトリバーが話題となっている。

【この記事の他の写真を見る】

タイ東部チャンタブリー県の家族経営のドリアン農園で、2014年から働くゴールデン・レトリバーの“ジュブジブ（Jubjib）”が人気だ。


農園を経営する飼い主によると、ジュブジブが広く知られるようになったのは農園のFacebookで収穫物を見守る仕事を始めたばかりのジュブジブの姿を投稿したところ、「可愛い！」と評判になったという。


実はこの農園では、バナナチップスと似た「フライド・ドリアン」の加工販売も行っており、パッケージには帽子をかぶったジュブジブの写真が貼られている。ジュブジブは農園の見回りだけでなく、店の売り上げにも大きく貢献しているそうで、農園にとってはまさになくてはならない存在となった。


農園のFacebookでは、ジュブジブがトレードマークのキュートな帽子をかぶった姿や、仲間のゴールデン・レトリバーと川の中を泳いだり、まったりとくつろいでいる様子も見ることができ、ファンが多いのも納得だ。

ジュブジブを紹介した『Bored Panda』には、「犬って嗅覚が発達しているはず。農園にいるこの犬は、臭いは気にならないのかな？」「農園の宝だね」「帽子が可愛すぎる」「楽しそうに仕事をしているね」「可愛がられているのがよくわかる」といったコメントがあがっており、ジュブジブは多くの人を笑顔にしているようだ。


なおタイ東部では、ドリアンは5月～6月頃から旬を迎え、市場では1kgで500円～700円と格安で買えるとか。また最近は臭いを抑えた品種も出回っているそうで人気を集めているという。

ちなみに昨年9月には、台湾のドラゴンフルーツ農園で収穫物を守るはずの4頭の犬が、売り物になるはずのドラゴンフルーツに手を出してしまった様子が捉えられ話題になっていた。

画像は『จุ๊ฟจิ๊ฟสวนทุเรียน ทุเรียนสดจากสวน ทุเรียนแปรรูป　2020年5月22日付Facebook、2021年1月14日付Facebook、2020年5月30日付Facebook「วันนี้เมื่อปีที่แล้วยังไปนั่งแป้นเเล้นหน้าแผงอยู่เลย　ปีนี้โควิดทำเจ้ไม่มีที่นั่ง」、2020年12月24日付Facebook』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）