IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第1戦デイトナ24時間レースは1月29日、決勝前最後のプラクティスセッションがフロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行なわれ、DPiクラスのマスタング・サンプリング/JDCミラー・モータースポーツ5号車キャデラックDPi-V.Rを駆るロイック・デュバルが、僅差でトップタイムをマークした。
前日の3セッションに続き、11時20分から60分間行なわれたプラクティス4では、2度の赤旗が提示される展開となった。
まずは開始10分過ぎ、LMP2のPR1マティアセン・モータースポーツ52号車オレカをドライブするニコラ・ラピエールがターン5でコースオフしたため、一度目の赤旗中断に。
2度目の赤旗はGTDクラスのバッサー・サリバン12号車レクサスRC F GT3をドライブするフランキー・モンテカルボがオーバルのターン3でストップしたことによるもの。マシンは牽引されピットに戻ってきたが、IMSAラジオによればマシンにダメージはないという。
赤旗にこそならなかったが、GTDクラスのNTEスポーツ42号車アウディR8 LMS GT3がセッション開始時にピットレーン出口のウォールにヒットしたことが、最も重大なアクシデントだった。ドライバーのアラン・メトニは足を引きずってピットに戻り、IMSAラジオによればマシンは深刻なダメージを受けているという。
デュバルはキャデラック・チップ・ガナッシ・レーシングの01号車キャデラックをドライブしたケビン・マグヌッセンをわずか0.012秒上回っての一番時計。3番手に続いたのはマツダ・モータースポーツ55号車マツダRT24-P、4番手にはコニカミノルタ・アキュラ・ARX05(ウェイン・テイラー・レーシング)の10号車アキュラARX-05がつけた。
アリー・キャデラック・レーシング(アクション・エクスプレス・レーシング)48号車キャデラックは、小林可夢偉がマークしたタイムによりこのセッションでクラス6番手となっている。
LMP2クラスの最速はタワー・モータースポーツ8号車オレカ07で、LMP3クラスはライリー・モータースポーツの91号車リジェJS P320がクラストップにつけた。
GTLMクラスはリシ・コンペティツィオーネ62号車フェラーリ488 GTE Evoが最速。GTDクラスはGRTグラッサー・レーシングチームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3がトップタイムをマークし、決勝前最後のプラクティスを終えている。
24時間にわたる決勝レースは、現地時間30日15時40分(日本時間31日5時40分)にスタートが切られる。