スクーデリア・フェラーリは、フィオラノでの5日間にわたる2018年型SF71Hでのテストを1月29日に終えた。最終日には午前に若手育成プログラム『フェラーリ・ドライバー・アカデミー』(FDA)のメンバーで今年ハースからF1にデビューするミック・シューマッハー、午後にはフェラーリのテストドライバーに就任したカラム・アイロットが走行した。
28日午後と29日午前を受け持ったシューマッハーは、最終日、9時半から走行を開始、約50周を周回した。13時21分にアイロットがコースイン。準備されたプログラムをこなし、約50周を走り切った。
今週のテストでフェラーリは、レギュラードライバーのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr、テストドライバーのアイロット、FDAのシューマッハー、ロバート・シュワルツマン、マーカス・アームストロング、ジュリアーノ・アレジを走らせた。
スポーティングディレクターのローレン・メキーズは、テスト後、「フィオラノにおいて5日間で7人のドライバーが合わせて1500km以上の距離を走行、チームにとっては本当に忙しい1週間だった」とコメントした。
「今回のテストで最も重要だったのは、冬の休暇を終えたスクーデリアの公式レースドライバーであるシャルルとカルロスに、再び走行する機会を与えることだった。FDAのドライバーたちにとっては、F1マシンでの走行を体験する機会となった」
「カルロスとマーカスにとっては、このテストは “初めて”の経験だった。カルロスは新加入のチームでの初めてのテストを行い、マーカスはF1カーで初めて走ったのだ」
「FDAを離れるジュリアーノに対しては、今回のテストは別れのプレゼントの意味もあった」
「一番喜ばしかったことは、ホームコースのガレージの雰囲気がとてもよかったことだ。ドライバーたちは来るシーズンへの準備を最大限整えるため、コースに戻れたことを、とても喜んでいた」
2021年F1プレシーズンテストは3月12日から14日にバーレーンで実施される。