SNSでプランクチャレンジをする81歳のおばあちゃん「もっと早くから始めていれば良かったわ」（独）＜動画あり＞
2021年01月30日 06:11 Techinsight Japan
【この記事の動画を見る】
独ランゲンフェルト在住のエリカ・リシュコさん（Erika Rischko）は、2人の子どもの母親であり孫も1人いる81歳のおばあちゃんだ。エリカさんが50代半ばの時、娘が地元のジムへ入会したことをきっかけに、エリカさんもジムに通い始めた。
「子ども達が2人とも家を出て、寂しかったんです」と話すエリカさんは、その寂しさを埋めるためにジムへ入会したという。当初は週に数回、短い時間のエクササイズだったが、次第にフィットネスへの情熱を燃やしていった。
「最初の5年くらいは、熱心にジムに通っている訳ではありませんでした。徐々に運動の時間を増やし、3～4時間のスピンクラス（自転車マシンで行うエクササイズ）にチャレンジしたり、ローイングマシン（ボートを漕ぐ動きを再現したマシン）で競うイベントにも参加しました」とエリカさん。
それから20年以上経過した現在、エリカさんは週に3～4回は午前と午後、1日に2回もジムに行って体を鍛えているという。
エリカさんは自身のエクササイズを家族や友人にシェアしたいと考えて今年の2月、娘の力を借りてInstagramのアカウントを開設した。ジムでのトレーニングなどを投稿していたエリカさんだったが、コロナ禍でジムが閉鎖されると、SNSで流行っているフィットネス・チャレンジに挑戦するようになった。
若者が音楽に合わせたエクササイズを投稿すると、エリカさんはそれを真似して自身のアカウントでシェアした。81歳という高齢のおばあちゃんが、筋肉質な若者と同じエクササイズをする姿は多くの人を驚かせた。さらにエリカさんは夫と共にTikTokでのダンス・チャレンジにも参加するとドイツのテレビ番組に取り上げられ、おしどり夫婦ぶりが大人気となった。
元気溢れるエリカさんの姿にユーザー達は「81歳のおばあちゃんがここまでやっているのだから、私も頑張らないと！」「これは夫婦としての理想のゴールだね」「本当に素敵。私のおばあちゃんになって欲しい」など多くのコメントが届いた。
エリカさんは「たくさんのポジティブな反応が寄せられ、驚きました。私はいつも不安で暗い性格でしたが、たくさんの反応をもらって元気を得ることができました。若者たちが私に触発されて頑張るだなんて、本当に光栄なことです。年を取るとつまらなくてアクティブではないという固定概念を、少しでも変えることができたのなら本当に嬉しいです」と話す。
さらに「撮影や投稿するのは娘に手伝ってもらっていますが、InstagramとTikTokのアプリによって、新しいテクノロジーや若者の流行りについて行くことができています」とも明かしており、好奇心旺盛な姿を見せた。
またエクササイズについては「いつも違うことをするようにしています。トレーニングの種類を交ぜて行うことで、強度や持久力に変化を付けることができるのです。時間を無駄にしないようにして、いつものルーティンを変えることは大切なんですよ」と熱心に話しており、ただ体を動かすのではなく、しっかりと理解してトレーニングを行っている。
食生活では新鮮なものを食べ、お酒はほとんど飲まないがカロリーは計算せず食事に気を遣っているという。過去には喫煙もしていたが30年前に禁煙しており、これらもエリカさんの健康的な生活に一役買っているようだ。
エリカさんは自身のアクティブな生活ついてアドバイスを求められると、次のように明かした。
「極端なことをする必要はなくて、ゆっくり始めればいいの。ヘルシーな食事をするけれど、自分にとって厳しすぎる制限をしてはダメ。あとは何が自分にとって良い方法なのか探しましょう。楽しめないと続かないから、楽しいと思えるアクティビティを探してみて。もし私みたいに自己管理するのが得意でないのなら、一緒に行うパートナーを探すといいわよ。誰かと一緒だとキャンセルしにくいからね。私も55歳になる前から始められていたら良かったのにと思うわ。さあ、アクティブな生活を始めましょう！」
画像は『Erika Rischko 2020年9月27日付Instagram「Time to squeeze in a short workout.」、2020年11月15日付Instagram「Need to do more Yoga again」、2020年3月8日付Instagram「Blackroll plank variation」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 iruy）
