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幸楽苑「チョコレートらーめん」は意外にイケる 味は生姜が全体を引き締める"中華そば"そのもの

2021年01月28日 14:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ラーメンチェーンの幸楽苑は1月28日、期間限定で「チョコレートらーめん」「ホワイトチョコレートらーめん」を発売した。

チョコとラーメンの異色の組み合わせメニュー。今年はロッテのチョコレート製菓「ビックリマン」とのコラボで、注文するとシールがもらえる。実際にどんな味なのか、キャリコネニュースも食べてみた。

プラス100円で「追いチョコ」も可能

発売当日の午前中に、店舗到着。「チョコレートらーめん」「ホワイトチョコレートらーめん」(各税込640円)を注文すると、それぞれの商品を頼むともらえる「スーパーデビル」「ヘッドロココ」と、2杯同時注文でもらえる一店舗10枚限定「ピンクゼウス」のシールをゲットした。店内の客はまばらだったが限定シールは残り1枚。ギリギリ間に合って良かった。

当然のことながら、2杯同時に注文したため、2杯が同時に届く。カウンター席に2杯、しかも見るからにチョコレートが溶けたビジュアルのラーメン。壮観だ。

チョコレートラーメンは、定番の「中華そば」をベースにカカオオイルとチョコレート、生姜をトッピングしたもの。湯気とともに甘いチョコレートの香りが漂う。不安になってはいたが、食べてみると「あれ?」と拍子抜けした。キワモノを想像していたが、意外とイケる。

味は、香り以上にチョコレートっぽさがない。チョコレートの香りは確かにするものの、トッピングの生姜が全体を引き締め"中華そば"然としている。スープは明らかにチョコレートが溶けているが、シャバ目で思っていたよりドロドロとしていない。普通のラーメン。おいしい。

思えば、ポテトチップスにも柿の種にも、チョコレートをかけた商品があった。甘いとしょっぱいは、合わせてもおいしいということ。しかし、あまりにもトリッキーな商品なのに普通においしいため、脳が混乱しているのは否めない。

プラス100円で「追いチョコ」も可能ということで、もちろん挑戦。追いチョコは製菓用でよく見られるチョコペンで、通常はケーキやクッキーなどに文字、絵などを描くためのもの。まさかラーメンにかける日が来るとは思わなかった。絞り出せる限り出すと、先程よりもチョコレート感が増した気がするが、それでもラーメンとして成立している。

「ホワイトチョコらーめん」の方がチョコ感強め!

一方の「ホワイトチョコレートラーメン」は、塩らーめんをベースに、カカオオイルとクリームをくわえたもの。トッピングにバターが入っているのかと思ったら、ホワイトチョコレートだった。

先ほどのチョコレートらーめんに比べ、ホワイトチョコレートらーめんの方がチョコの主張が強い。ビターさがまったくなく、ひたすらに甘くクリーミー。昨今カップヌードルやサッポロ一番の塩味は、牛乳で作るのが流行っており、それに近しいものがある。

ホワイトももちろん"追いチョコ"した。ラーメンというよりお菓子っぽくはあるが、それでもやはり、ラーメンとして成立している。

しかし、食べ進めていくうちに、段々と胃が重くなる。トッピングのチョコや追いチョコが溶け出し、時間の経過とともにスープが甘くなっていくのだ。ホワイトだけでなく、チョコラーメンも徐々にチョコレート感が増してくる。これは短期決戦がオススメだ。

「チョコ×ラーメン」という異色のコラボには混乱する。だが、味覚では「おいしい」と感じているのも事実だ。「ラーメンに追いチョコをかける」という作業も楽しい。

中々普段味わえない感覚なのでぜひ一度試してほしい。おいしいので、安心して挑めるだろう。期間は2月17日まで。